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【繊細さん】 川上へ登らず、川下へ下るという生き方。
働きすぎてしんどい人へ。
「頑張りすぎないで」と、ぼくは言いたい。
ぼくから見るとHSPさんの頑張りは、川下から川上へ、流れに逆らって登っているしんどい姿が連想されます。
かつてのぼくがそうでした。
コミュニケーションが苦手…
飲み会への参加が嫌だ…
タイムマネジメントが難しすぎる…
それらを頑張りすぎちゃうと心がどんどん摩耗していきます。
自分の平均値より低い「苦手なことバロメーター」を伸ばすのは、かなりエネルギーを必要としますよね。
でも繊細さんは「やらねば」と思い、がんばり続けます。目に見えるような成果はすぐ出ないし、他者からの承認のようなものもほとんどありません。
でも、頑張り屋のHSPさんは限界までやりきります。真面目なんです。完璧主義的な傾向があるんです。
で、その結果どうなるか?
燃え尽きます。すり減ってすり減って、最後は鬱のようになってしまいます。
だからこそ言いたい。
川上へ無理して登る(苦手をがんばる)のではなく、川下へ下だる(得意なことに注力する)のが大切なんだよ、と。
川下に下ることはラクしてることになるから…と思うかもしれない。
ラクせずもっとがんばらないと…と思うかもしれない。
そんなあなたへ問いたい。
しんどい思いをして登るその川上に、本当に自分が望むゴールがあるのか?と。
それが分からない、断言できないのであれば頑張りすぎないでいいと思う。
もしかしたら、川下に自分望むゴールがあるかもしれないと考えて欲しい。
流れに身を任せて、流れやすい方向(得意なこと)にドンドン進んでほしい。
きっと「得意なこと」に力を振ったあなたは、すぐに気づくと思います。
「あれ、努力してないのに結果がついてくる」
「あれ、なんも頑張ってないのに評価される」と。
自分の得意がわからない人は、同僚に対して「イライラすること」を思い出してみてほしい。
それはあなたの得意です。断言します。
あなたが息をするようにできてるからこそ、努力せずにできているからこそ、他人に対して「なんで俺でもできるのにできないの?」とイライラしてしまうんです。
それは、他人が努力してもできない水準のことをあなたが「意識せずにできている」ということ。つまり得意であるということなんです。
他社に対してイライラすることを見つけて、その力を意識して伸ばしてみてください。
かなり生きやすくなるし、働きやすくもなると思います。
そして、頑張ればがんばるほど「結果」や目に見える「評価」もついてくるでしょう。それと同時にあなたに最も足りない「自信」も得られるはずです。
その自信がより早く、あなたを川下へ川下へと連れていくでしょう。
その先にある、得意なことが活きてくる世界線へとあなたを導くはずです。
騙されたと思ってやってほしい。
しんどい事を頑張るのではなくて、得意なことに力をそそぐという生き方を。