自己卑下私なんてシリーズ〜中学編1〜
目が合って恋に落ち、お付き合いがスタートするわけですが、
私はどんどん殻に閉じこもってしまいます。
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恋に落ちたその相手とは、結構モテ男でした笑。
どれくらいモテたかで言うと、
隣町の女子たちが覗きにきてはキャーキャー言うほどのモテ男です。
それに対して、
クラス1美人でもクラス1成績優秀でもない、
下の上みたいな私なんかとなんで付き合ってるんだろうと思うようになりました。
別にモテ男が私に何か攻撃してきたわけではありません。
もしろ愛情をモノや行動で表現してくれるような人でした。
誕生日には下駄箱に入りきれない程のプレゼントをくれたり、
年賀状には温かいメッセージをくれたり、
何度も電話をくれたり、
(父は男だと分かると何時だと思っているんだと勝手に切る、典型的な昭和男でした笑)
と口下手な彼ができる最大の愛情表現で気持ちを伝えてくれていました。
下校時は、遠い距離も必ず送ってくれ、
自転車を買ってもらうとニケツしやすいようにサドルをつけてくれる、
優モテ男でした。
そんな私は、彼の行動を嬉しく思いつつも、
一緒に帰っても面白い話ができない私といても楽しくないよね。
もっと可愛い子がいるのになんで私なんかと。。
こんな風にモテ男に対して引け目を感じていた下の上女は、
自らネガの沼へ沈んでいくのです。
彼は私と真剣に向き合ってくれていたのに、
私はモテ男と下の上では釣り合わないと勝手に線引きしていたのです。
でもそれって、
本当に彼が私に求めていたことなんでしょうか?
私はモテ男の理想の彼女を勝手に作り上げ、
勝手にそれと比べ、足りていない自分を勝手に幻滅し、勝手に自信を無くしていただけでした。
一人悲劇のヒロインもいいところですよね。笑
それらは全て私の思い込みに過ぎず、
当初、目が合って恋に落ちた、彼の瞳に映っていた私と、
自己卑下の女になってしまった私には微塵も魅力がなく、
当然別れが来るのでした。
当時の自分に思いを馳せていると、
どれだけ私は自分を価値の低い女として自分自身をいじめてきたんだろう
と思いますね。
それを気づくのに時間がかかり過ぎました。