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読んだ本(2024年1月中旬)

2024年1月11日~20日読了分


汝、星のごとく / 凪良ゆう

ずっと市立図書館の予約を入れていた作品。予約していた時点では90番台で年が明けたところでようやく順番が来た。図書館の利用状況照会をみると2023年5月25日に予約を入れたようだ。借りたのが2024年1月10日つまり230日たってようやく回ってきた。100人を6冊で回すと16.6回転で貸出期間14日とすると233日だからほぼ計算通りか。
2冊目の凪良作品。流浪の月が面白かったので自分の中での期待が高まっていたが、流浪の月から約半年で作品数としてはかなり読んでいるので自分の中での変化がどのようになっているかなども気になりながら読む。
いやー、良かった。多分今年の自分の中での年間一位、まだ今年に入って二週間たってないけど。(読了日2024/1/12)
アンハッピーな終わり方なのだが、ふんわりと終わっていく感じで悲しみよりも櫂が本当にこうしたいという状況で亡くなっていったことに安心感を覚えるやさしい終わり方。どちらかというと涙がでるのはその手前のところ、櫂の連載が中止となって自暴自棄になって病気がわかり、それを知った暁海が旅立つところまでのあたり。男たちがどうしようもなくなりもがき苦しむ一方、暁海はようやくつかんだ安らげる環境を捨てて本当に居たい場所へ旅立つ。この辺の登場人物の苦しみや優しさがごっちゃになって凄く心が揺さぶられる。
偶然"コンビニ人間"→"汝、星のごとく"の順で読んだのではあるが、前者は普通じゃない側から普通であろうとして苦しむ話、後者は普通の側から転げ落ちて普通じゃない側で行ってしまう話、と「普通とは何か」を考えさせらる作品の連続となった。
枠組みは"流浪の月"と同じだ。現代から始まって、その後時系列の一番古いところへ戻り、男女双方の視点で物語を語りながら冒頭で投げ掛けられた伏線を回収していく。最後に主人公たちの話にケリがついて伏線もきれいに回収して終わる。
面白すぎて実質2日で読んでしまったが、もったいなかったかも。もっとじっくり細部を味わいながら読んだ方がよかったのだろうか。しかし中盤からの展開は次が気になりすぎて読むのを中断するのが難しい。
実写映像化してほしいのだが、主人公二人はだれが良いだろうか。櫂は若いイケメンなら比較的選択肢多そうだが暁海が難しそう。美人すぎなくてかわいさのある二十代前後の人。キャスティング難しそう。

"星を編む"も図書館の予約を入れているが、計算上借りれるのは半年後くらい。買おうかなぁ。

フルメタルパニック3 揺れるイン・トゥ・ザ・ブルー / 賀東招二

ガウルンとの闘いもこの巻で決着した。4、5巻は上下巻でストーリーがつながっているので次を借りるのを躊躇している。ここでちょっと間をあけて他を読み進めようかと思っている。
ちなみにフルメタルパニックの新シリーズの販売が今週末だ。(読了日2024/1/16)間に合わないのでシリーズ読了したあとゆっくり読もう。

武士はホントに自分で切腹したか / 歴史の謎を探る会

時代劇などの設定や皆が思い込んでいる「昔はこうだったんじゃないだろうか」という知識を修正していく豆知識本。
タイトルの件は、よく知られている通り江戸期に入るとほぼ斬首に近いタイミングで介錯されるのでホントは自分で切っていない。

コンサル一年目が学ぶこと / 大石哲之

Kindle Unlimitedから。読みたい本リストに入れていたが地元の図書館蔵書にないのでブックオフで安く見つけたらくらいの感じでいたらunlimitedのリストで発見したので読み始めた。
コンサル業の新人が学ぶことをタイトルとして挙げているが、内容はビジネスマンとして応用できる話。職場で実践したい事例が多数書かれている。ちょっと意識が上がったような気がする。
いかに時短して処理するかという話の中で、ワードやエクセルなどのソフトウェア類のTips的な内容も書かれているが主には考え方や仕事の進め方の内容である。

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