著…J・P・サルトル 訳者…加藤周一 白井健三郎 海老坂武『文学とは何か』
サルトルってかっこいい!
俺に惚れると火傷するぜ、と言わんばかりの、この内容。
とサラッと言ってのけるのですから。
サルトルの文章には癖があり、非常に難解なので、わたしはこの本を読んでいる途中で何度も中断しました。
しかし、サルトルの語り口があまりにかっこいいことに魅せられて、最後まで読むことが出来ました。
マラルメやカフカやサン=テグジュペリについても想いを馳せながら。
作家が見た作家の姿。
それを語るサルトル。
そして、サルトルもまた、同じく他の作家に見られていたことに気かされます。
と語ったサルトルも、今では死者。
あの世がどうなっているかは分かりませんが、サルトルは死者となっても尚、どこかで今も絶えず原稿を書いては、世界を取り戻しているのでしょうか。
〈こういう方におすすめ〉
サルトルの精神性に関心がある方。
〈読書所要時間の目安〉
何度も中断しては休憩しながら、一か月以上。
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