著…清永奈穂『岩崎書店の子育てシリーズ いやです、だめです、いきません 親が教える 子どもを守る安全教育』
よく大人は「あぶない所には行かないで」とか「あやしい人からは逃げて」と子どもに言うけれど…。
どんな所が「あぶない所」でどんな人が「あぶない人」なのかを判断するのって難しいですよね?
案外大人だって知らなかったりします。
これは、自分が普段通るエリアにどんな人がいてどんな場所があるのかチェックしながら、そもそも危険な目にあう確率を低くするにはどうすれば良いのか、また、いざという時どうやって逃げれば良いのかイメージしようという本。
ドリルのような要素もあるので楽しく読めます。
基本的には親子が一緒に読むことを想定して作られた本だと思いますが、この本に書かれている内容は子どもだけでなく大人が自分の身を守る方法としても良いので、独身のわたしにもとても参考になりました。
いつどこで誰が誰にどんな風に狙われるか分からない世の中ですからね。
特にわたしの勉強になったのは、あぶない場所を表した「ひまわりさん」という概念。
自分の行動範囲にどれくらい「ひまわりさん」があるのか書き出してみると良いと思います。
わたしも早速チェックしてみましたが、いつも通る所でも、いやむしろいつも通るからこそ、「街灯が少なくて暗い夜道だけど、ほんのちょっと歩くだけだから大丈夫だろう」と油断していることに気づかされました。
多少遠回りでも明るい道を選ぶことにします。
「大丈夫だろう」の「だろう」には何の根拠もないですものね。
今までがラッキーだっただけ。
また、あぶない人の特徴を合言葉にした「はちみつじまん」も参考になりました。
この「知っている人、知らない人にかかわらず」というのもポイントだと思います。
昔はよく、大人が子どもに「知らない人にはついていかないで」と教え諭していたものですが…。
今時は違いますよね。
「知っている人」と「安全な人」は必ずしもイコールではないから。
知らない人だけでなく、顔見知りの人が牙を剥き、子どもが傷つけられ命まで奪われた事件のニュースをこれまで何度見聞きしたことでしょう。
残念ながら、世の中は良い人ばかりではありません。
少しでも「ん?」とか「あれ?」と違和感を覚えたら、全力で逃げたり、周りに異変を知らせるのが大事ですね。
〈こういう方におすすめ〉
子どもを犯罪被害から守りたい方。
独身だけれど自分の身を守る術を知りたい方。
〈読書所要時間の目安〉
30分〜1時間くらい。
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