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著…土屋香・土屋健『楽しい植物化石』

 こんばんは。

 植物の進化に興味がある方におすすめの本をご紹介します。

 植物の化石の写真はどれもこれも神秘的。

 わたしは特に、琥珀の中に閉じ込められた白亜紀の花に心惹かれます。

 咲き終えて命を散らす花の風情もそれはそれで美しいものですが、こうして決して枯れることのない花もまたロマンチックですね。

 また、石炭紀のシダ植物「レピドデンドロン」、その仲間の「レピドフロイオス」、それらに似た「ウロデンドロン」は蛇やワニの皮のような鱗模様なので、もしかしたら恐竜の皮もこんな感じだったのかなぁ?と想像を楽しめます。

「地球ができた頃の大気は、90%以上が二酸化炭素だったって見積もられているよ。他は、水蒸気などが占めていたらしい。(中略)今から約27億年前~約25億年前ぐらいのときに、現在の大気の酸素と比べて、その数パーセントにまで増えたようだよ。(中略)最初の酸素は、シアノバクテリアという微生物がつくりだしたみたいだよ。ボクらにとっては、大恩人だね」
(P50~51から引用)

 という文にも、改めて植物の凄さに気づかされました。

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