著…酒井順子『下に見る人』
人はどんな時に他人を下に見ようとするのか? ということを考えるエッセイ。
本来、「どんな人が上で、どんな人が下だ」という境界線はありませんよね?
そもそも、人は平等であるべきなので…。
でも、残念ながらまだまだ人間社会は「縦」の繋がりで出来ています。
それに、心が不安定な状態の人ほど、誰かを過剰なほど下に見ます。
そうすることでしか、自分の心を守れないのかもしれません。
そんな悲しい現実が、この本を読むとつくづく分かります…。
自分を守るために誰かを攻撃して、嫌な思いをした人がまた誰かを攻撃して…。
そんな負のリレーなんてしなければ良いのに…。
という一文が心に刺さります。
また、
という一文にも、とても共感しました。
出来るなら、正のリレーをしたいですよね…。
〈こういう方におすすめ〉
人間関係について悩んでいる方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間半〜2時間くらい。
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