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著…中川文人『サムライの名言100』

 戦国時代から明治にかけて、それぞれの時代を彩った「サムライ」たちの遺した言葉を紹介している本。

 中には、武士の身分ではない人物の言葉も載っています。

 しかし、生まれはどうあれ、その生き様に筋が通っていれば、その人物はまさに「サムライ」なのでしょう。

 1つの言葉とそれにまつわるエピソードが1ページにまとめてあるので、1日1ページのペースで読むことが出来ます。

 人が殺し合わなかった時代は無いわけですから、中には血生臭くてゾッとするような言葉もあります。

 そんな中でもわたしが特に好きなのは、

 「人の一生には春夏秋冬の四季がある。五十歳で死ぬ者にはその五十年の中に四季があり、十歳で死ぬ者にも十年の中に四季がある。私の三十年にも四季があった」
(『サムライの名言100』から引用)

 という吉田松陰の言葉。

 若くして亡くなる悲哀を感じさせながらも、なんて美しい言葉なのでしょうか…。

 また、同じく吉田松陰の、

  「世の中には、生きながら心の死んでいる者もいれば、その身は滅んでも魂の残る者もいる」
(『サムライの名言100』から引用)

 という言葉にも共感しました。

 吉田松陰はまさしくその後者ですよね。

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