作…武鹿悦子 絵…江頭路子『おかあさんのいのり』
生まれたばかりの赤ちゃん。
この子が大きくなった時、誰かに殺されることも、逆に殺すこともなく、すくすくと大人になって恋をして、今度はこの子が愛する人との間に赤ちゃんを授かりますように。
…というお母さんの祈りが伝わってくる絵本。
優しいタッチの絵で描かれている絵本ですが、戦争で苦しむ子どもの絵も載っていて、ギクッとさせられました…。
たとえ絵だと分かっていても、子どもが恐怖に震えている姿を見ると、「この子を助けなきゃ!」という衝動に駆られてしまいます。
でも…。
これは絵だけれど、今まさに世界のあちこちで戦争やテロや虐待によって子どもたちが殺されたり、逆に子どもたちが誰かを殺す側に回らされたりしているんですよね…。
平和を願うのも人間。
戦争を起こすのも人間。
生まれた時は全ての人が赤ちゃんで、まっさらな存在だったというのに、どうして道が分かれていくのでしょうね…?
〈こういう方におすすめ〉
全ての赤ちゃんがすくすく成長するのを願う方。
〈読書所要時間の目安〉
30分くらい。
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