著…平野顕子/イーゴ キャプション『キャプション家に伝わる日々のごはん ウクライナの家庭料理』
写真も、文章も、紹介されているお料理も、とても優しい本。
この本を読んでいると、お腹が空くだけでなく、穏やかなエッセイを読んでいる気分になれて癒されます。
たとえば、
●ボルシチ
(ビーツを使った深紅色のスープ)
●ワレニキ
(水餃子みたいなお料理。肉、野菜、時には果物を入れることもあるそうです)
●ブリンチキ
(クレープ。塩気のある「セイボリータイプ」、甘いデザート用の「フィリング」があります)
●マゾリキ
(チーズ入りコロッケ)
●モルコヴニツェ
(にんじんのケーキ)
といったお料理が紹介されています。
素朴且つ丁寧。
わたしはウクライナへ行ったことは無いけれど、お料理から国民性が伝わってくるような気がします。
また、戦争って、つい「遠くにある外国のこと」だと思ってどこか他人事のような気がしてしまうけれど、こうしてその国の家庭料理を食べると、顔見知りの人たちが酷い目に遭わされている気がしてくるので、自分事として危機感を覚え、心が痛みます。
さて、わたしは早速、P50掲載の「ズッキーニサラダ」を真似して作ってみました。
ズッキーニをピーラーで薄く切って、にんにくのすりおろし・レモン汁・塩・黒胡椒で作ったドレッシングで和えるだけ。
とても簡単ですし、野菜を食べやすくなるのが嬉しいです。
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