著…松本桂樹『電車に乗れない人たち 最新版 パニック障害、不安と怖れがなくなる方法』
動悸。
呼吸困難。
吐き気。
震え。
しびれ。
めまい。
発汗。
「このまま死んでしまうのではないか」という激しい不安。
そういった発作を繰り返し起こしてしまうのがパニック障害。
この本には多くの症例が紹介されていて、一言で「パニック障害」と言っても一人ひとりの症状が全く異なることがよく分かります。
たとえば「電車に乗ると発作が起きる」という人もいれば、乗り物全般は平気なのにデパート、スーパー、家の中、会議などの場で発作が起きる人もいます。
場所も時も関係なく突然発作に襲われる人もいます。
「また発作が起きて人前で恥ずかしい思いをしたらどうしよう」「仕事をやめさせられるかも」「万が一事故を起こしたら…」と怖くて外出できず、通勤・通学・通院などに支障をきたすケースもあります。
病院で検査をしても体には異常が無く、周りから「怠けている」「弱い」などと誤解されがちなのも大変ですよね…。
この本には、パニック障害以外にも電車に乗れなくなってしまう心の病気も紹介されているので、「最近何だか苦しい」と心身に異常を感じている方に読んでもらいたいです。
この本を読んだからといってすぐに治るわけではありませんが、自分と同じような症状の人の例を読んで「苦しいのは自分だけじゃないんだ」と知ることは、きっと救いになるとわたしは思います。
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