その頃、父は。【ゴミ屋敷からのSOS】#6
わたしと姉がゴミ屋敷の惨状に四苦八苦している頃、父は。
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幸か不幸か、コロナ禍の入院は面会謝絶ということで、入院の手続き以来病棟に入ることは許されなかった。だから、父の様子は本人からのカタコトのメールで知ることになる。察するに、”検査検査で毎日疲れる…”だそうだ。
そうだろう、そうだろう。高校生の頃以来、医者に掛かっていなかったのだから。
なんと返信して良いか迷うから、「何か食べたいものは?」「欲しいものはある?」とメールする。
すると、「甘くないゼリー」「