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HSPとかMBTIとか

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HSPのことやMBTI(主にINFJ)のことについて書いた文章たちです。
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#エッセイ

体はこころの鏡

わりと体を酷使する系統の仕事をしているせいか、ここ数年は、「今の自分の状態」というものが体つきの変化として表れるようになった。 体重の増減はそんなにないんだけれど、見た目とか、自分が「筋肉を使ったときの体感」が違い、体が動かしやすい・動かない、というのが如実に分かるのだ。 春先、作業はじめは2週間くらい辛い。体が作業に慣れていない上に、冬の間に怠けたせいで筋肉が衰えているから。全身の筋肉がぎしぎし痛み、鉛のように重い。 晩春から秋にかけての農繁期は、体が疲れすぎて眠れな

他者と比較してしまうことこそ

ここ最近、モヤモヤすることがいくつかあったんだけれど、そのどれもが「仕事に関することで他者と自分を比較した結果」モヤモヤしていることに気づいた。家庭のこととかお金のこととかに関しては、不思議とモヤモヤすることは少ないのに、こと「仕事」に関しては他者と自分を比較して落ち込むことが多い。 なぜだろう? 子どもの頃は、○○ちゃんちはいいなあ、とか、家庭に関することも羨んだりしていた気がする。でも今はそれはほとんどない。いや、実際にはあるけれど、感情がどうしようもなく波打つほどに

タブーを超えていけ(日記)

今、私はおのれの中のタブーを超えるために恐れと向き合っている。私にとって一番怖いことは「怒られること」。なんだ、そんなこと?と思われるかもしれないが、私には「怒られる」ことは死に値すること、と言えるくらい怖いことなのだ。 両親にとって私は最初の子どもだったので、祖父母含め、かなり神経質に厳しく育てられた。でも、私は小学校に上がるまでは人の言うことを全然聞かない子どもだった。 「おとなしくしてなさい」と言われても勝手に遊びに行ってしまうし、「やっちゃだめ」と言われてもやって

「自分自身」との距離感

たまに、ちょっとしたことで心が波打ち、何かをするたびに動揺してしまう日がある。 別に、大それた失敗をしたわけでもなく、相手の語気や表情、目線といった些細な要因が引っかかるというか、『相手が怒っているのではないか』などと疑心暗鬼になる日というか。元々の過敏な自分が顔を出して、自分自身をうまく制御できなくなり、振り回されてしまうのだ。 そういう時、私は心の周りにくるっと雲のようなものを巻き付けて密やかなバリアを張り、いつもより少し入念に自分自身と対話する。もしくは、少しでもい

誰かといる耐性

私は、同じ空間に「誰かといる」のが苦手である。「誰か」とは、私が心を許せると感じている人以外全ての人を指すが、人間が嫌いとかではなく、単に私がかなり気を遣うタイプで、なおかつ人見知りのために身の置きどころがなくなるから、という理由だ。 インターネットを介した付き合いやSNSなど、対面ではない場合は長時間話したりしても割と平気なのだが、現実世界で同じ空間に別の誰かがいる、という状況になると、とたんにドキドキし始める。 子供の頃は誰かと一緒にいるのが嫌と思ったことはなかったし

田舎に住んだら心のアップダウンが落ち着いた話

私は今から1年半前に、現在住んでいる中山間地域に移住してきました。 なんでかと言うと、標高の高い場所にあった祖父母の家が子どもの頃から大好きで、私もそういう所に住みたいなと思っていたから。 年に何回も祖父母の家に泊まりに行き、山や湖に連れて行ってもらって、野山を駆け巡るだけで不思議と楽しくて。 朝6時の防災無線放送前に起き出して、朝露の匂いのするあぜ道に出ては、近所のお寺まで散歩に行ったものです。 とはいえ、育った場所も田舎だったので、緑の多い所ではあったんですが。

自己表現のモチベーションになるもの(INFJ)

INFJタイプの方々がテキストを書いてらっしゃって、「そうだよなぁ」と頷きながら読ませていただいたので・・・私も書いてみることにしました。 参考にさせていただいた記事は以下になります(順不同でごめんなさい)。 確かに、私もあまり自分から意見を言いません。 理由は、周りと争いたくないからだったり、「多分理解されないだろうな」と判断した場合だったり(この場合は、諦めている時や自分を守りたい時など、感情的には様々です)。 でも、誰かと意見が同じだった時は「そうそう!」と口に

わたしは植物になりたかった(あなたに合う場所の見つけ方)

私は昔、木や花みたいな存在になりたいと思って生きていました。 人間は、できないことがあると叱られるし、苦手な同級生とも「仲良く」しないといけないし、とっても窮屈で訳が分からないなと考えていたからです。 私なりに頑張って宿題をやってみたり、私のことをからかって笑う同級生ともうまくやろうとしてみたけれど、私はいつもどこかずれていて、結局すごく疲弊して終わったりしました。 子どものうちは、周りの子とうまくいかないことがあっても、少し時間が経つと何となく雰囲気に流されて、何とな

「変な人」の力

私は子供の頃から、「変な人(おかしな人)」とうんざりするほどたくさん言われてきました。 自分ではなんでそう言われるのか分からなくて、「変だよね」「あなたっておかしな人だね」という人に直接「どういう風に変なのか」と訊いてみたこともあります。 でも、ほとんどの場合は「いや、なんとなく」とか「いや、だって変だから」とか、相手もうまく返答できないような曖昧なニュアンスで発言されることが多いことばのようでした。 多分、相手の基準から少しずれていたり、世間一般の「普通」から少し外れ

HSPという概念で自責ループを諦められた話

先日、MBTIテストをやってみました。 結果はINFJ-Tタイプ(提唱者)でした。他のサイトでは「カウンセラー」と呼ぶところもあります。 HSP(Highly Sensitive Person)という言葉や概念を知った時と同じように、自分がこのINFJタイプというのを知った時もすごく腑に落ちました。 「うわ~!」と内心悶絶しながら、胸のあたりがぎゅっとするのを感じていました。自分にとっての正解を見つけると、胸がざわざわするんです。 ***** 子供の時から、『自分』