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本条寺京太郎 即興詩集 2021シーズン

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毎日1つ即興詩を書いている本条寺京太郎氏の2021年4月14日〜2022年4月13日までの365日すべての詩を集めた2021年シーズン詩集。本条寺氏が日々感じた心模様や音楽、絵画…
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記事一覧

新しい詩のシーズン

毎日一つ詩を書き続けて 昨日で365日となりました。 つまり1年間連続です。 生まれてから…

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シューベルトの即興曲

フランツ・シューベルトの ピアノ独奏曲である 「4つの即興曲」を 何度も繰り返し聞いてい…

11

マンボウみたいにゆらゆらと

マンボウの絵を描いた。 丸く大きな姿形が 子供の頃から大好きだった。 暖かい海をゆらゆら…

6

銀ちゃん、ありがとう!

銀ちゃんが逝ってしまった。 昨年の夏からずっと 悪性リンパと戦ってきた。 体力限界まで抗…

13

世界を制す翔平伝説

大谷翔平が躍動している。 打って投げての二刀流。 そんな選手は子供の頃はいても やがては…

10

臭い匂いを堪能する

いい香りを嗅いだとき 目を瞑って感じるが、 猫も斜め上を向き ふーんと匂いを堪能する。 …

7

句『曽根崎心中』其の参

近松門左衛門『曽根崎心中』、角田光代現代語訳を読んで 浮かんだ句らしき三回目、最後となる三十八句。 追い詰められた徳兵衛と逃げる、初の一途な恋の行く末は。 ふたりの熱い純愛に胸が痛む。 『曽根崎心中』京太郎作句 其の参 ・左手で 震える右手 火を押さえ ・大きな手 大丈夫と 脛を撫で ・ともに死ぬ 不安はすべて なくなりぬ *もう会えず 今宵が最後 なみだ雨 ・運命って あるんやろか そんな人 ・いるんかな 運命の人 そんな人 *運命で 結ばれる人 いる

満天星って?

「満天星ってなんだ?」 なぞなぞではあるまいし、 そう思いながら妻の問いに いろいろと考…

6

磯辺さんのお別れ会

今日は銀ちゃんこと 磯辺公人さんのお別れ会だ。 中学高校時代野球の選手 大学社会人はアメ…

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お別れ会は誕生会?!

磯辺さんは眠っていた。 静かに眠っている。 彼の62回目の誕生日。 ひっそりとした会のはず…

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銀ちゃんの顔の雲

昨日は銀ちゃんの告別式だった。 大学時代のアメフト仲間が集結し、 棺に花束をたくさん入れ…

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トラとクロ

トラは三毛猫である。 クロは黒猫である。 誰が名前をつけたのか。 2匹の猫は公園の 草っ…

9

「詩人の恋」を歌う

友だちのスナオさんが 「詩人の恋」を歌った。 合唱の先生のもとで 個人指導を受けている。…

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ピリスの「即興曲」

シューベルトの 「4つの即興曲」 D899の第1曲を 「愛 アムール」の 映画で知ったとき、 僕の心は穏やかに 静かな響きを讃えた。 叙情豊かに弾いていた ピアニストは アレクサンドロ・タロー。 彼の音源を求めていたが 良いものが見つからず がっかりしていると、 さらに素晴らしいものが 突然見つかった。 素敵なポルトガルの女性 マリア・ジョアン・ピリス。 彼女の弾く「即興曲」は とてもとても素晴らしい。 特に第1曲の最初の和音を 強く響