あなたの悔し涙のなかに立ち止まる
「悔しいんだと思う」。
そう言って泣く人の姿を見ました。
僕は気の利いた言葉も出てこないで、情けない気持ちだけを抱えたまま、そこにいたように思います。
こうやってnoteに書いてみても、
悔し泣きをしたあなたにはきっと届かないけれど、
これはただの自己満足だけど、
「あなたはもう、悔し涙を流さなくてもいい」。
そう思うので、書きます。
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組織においてマネジメントをする立場の人たちは、
と、言われることがあるかもしれません。
こういう言葉を素直に受け入れられることもあれば、そうはいかないときもあると思います。
何で素直に受け取れないときがあるのか。
色んなパターンがありますが、その中に、
「共通認識にズレずれが生じている」
というのがあると思います。
経営者がマネージャーに対して、
「自分の立場を考えて行動してください。」
そう言ったとき、「自分の立場」とはどんなものなのか。
「役割の共通認識」がなければ、見事にすれ違ってしまいます。
「経営者が思うマネージャー像」と「マネージャが思うマネージャー像」。
他者である以上、テレパシーでもない限り違うのは当たり前です。
そのすれ違いを埋めてくれるのは、対話なのだと思います。
まあ、対話といって仰々しくしなくとも、
・「マネージャーに期待することって何ですか?」と質問してみる。
・「マネージャーとしてこんなことを期待している」と言葉にして伝えてみる
そういうことをしない限り、お互いに期待していること・されていることって分かりっこないものです。
「何も言わなくても分かってくれるだろう」というのは、幻想だったりします。
「きっとこういうことを期待しているのでは?」ということをイメージして行動することももちろん大切ですが、それが行き過ぎて、もしそこにズレが生じていたら、
「こんなにやっているのに何も分かってくれない」
となってしまいます。
他者の想いとか期待とかって、意識しないと聞けないものなのかもしれません。
「あの人はきっとこう思っているんだろう」。
そういう思い込みだけで、勝手に怒りが湧いたり、絶望したりしてしまっていることもあります。
そこを超えるには、やはり相手に確認をいれてみること・伝えること。
そこには綺麗な言葉だけを並べる必要もないのだと思います。
素直な言葉で聞くこと。
同じ方向をみるために必要なことは、戦いでも論破することでもなく、
「素直な言葉を聞き合う」
ということなのだと思います
「共通認識にズレはないか?」と意識して、「素直に聞き合う」。
会社、家族、友達。
どんな関係性においても、すれ違いを生まない・減らしていくコツはそんなところにあるように思います。
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