#325 成果だせばサボっていいか
こんにちは武藤北斗です。このnoteはパプアニューギニア海産代表武藤北斗が人間関係や組織作りについて毎週金曜に投稿しています。
やっぱり取材というのはいろんな方向から質問をしてくれるので面白いです。今回は『成果が出てるならサボるのはOKですか?』との質問を頂きました。
例えば多くの人が1尾作業する間に、5尾作業できる人がいるとします。でもその人はサボっても4尾作業できてしまうスーパー従業員で、どんなにサボろうと人の数倍は成果を出すという設定です。
サボっても皆と同じ位はできるという次元ではなく、サボっても何倍も作業できちゃうんです。まあそんな人はいないと思いますが、もしいたとしてどう考えるか。
先に答えを言った方がスッキリするので言います。
もちろんダメです。
3倍だろうが5倍だろうが駄目です。一生懸命やるのがパプアニューギニア海産で働くうえで一番大事なことだからです。
ちなみにお給料に差をつけるからではありません。その証拠にパートさんは全員時給統一です。1日目の人も、10年目の人も。
あまり意識しないリーダーが多いですが、従業員同士が与えあう心理的影響というのはものすごく大きいです。それが新人であろうと、長い人であろうと、人気があろうとなかろうと関係ありません。気になる対象ができてしまった時、自分とその人を比べるのに個人的な背景なんて、一気にぶっ飛んでしまうからです。
だからリーダーは従業員同士が気になる対象を作らない組織にする必要があります。その第一歩がだらけたり、サボる人がいなくなるようにすること、要するにみんなが一生懸命働ける職場を作ることです。その中で仕事がどんなに早いからといってサボっている人がいたら、これは絶対に許してはいけないことだと考えています。
それに一生懸命やっている人の方が遅いなんていうのは実はよくあることです。生まれ持って不器用な人はいますし、どんなに努力しても遅い人もいます。
でも一生懸命やっているその姿を怒る人やストレスを感じる人はいません。逆に周りの人のストレスを減らすことはあるかもしれません。そういった組織に関わる全てのことを含めて私は個人の存在を捉えたいと思っています。
最後に。
ただ、全ての人が一生懸命働けない時があります。
それは体調が悪い時です。
この時だけは『どうすれば一生懸命働けるか』
を考えるのはやめた方がいいです。
絶不調のフラフラで頭がガンガン痛くてという時、
そんな時に一生懸命働くなんて無理です。
だから、逆に振り切りましょう。
そんな時は休める組織にすればいいんです。
体調を崩してまで一生懸命働くなんていうのはおかしい。
よりよく生きるために私達は働いている。
そこを忘れてはいけません。
一生懸命働き、しっかり休み、無理をしない。
そんな組織にすることが大事です。
パプアニューギニア海産
代表取締役工場長 武藤北斗
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