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【凡人能力開発】 視線制限トレーニングで資格勉強の集中世界へ
ブラック企業時代の残業生活から解放されてから、手に入れた時間を有効活用しなければと考えています。
時間を有効に使うには集中力が必須です。
しかし、歳を重ねるごとに集中状態に入る事が難しくなってきています。
作業を始めても、何かに気を取られてしまいがちです。
そんな時に集中できる魔法のようなものがあればと想像した事があります。
私は社会に出て集中力をかなり失ったと感じます。
例えば資格を勉強しようとしても、学生時代に比べて集中が持続しなくなりました。
これ以上失う事に抗うべく、集中力強化の反復トレーニングをしています。
社会に出て失った集中力
仕事の疲れを理由にして、帰宅後や休日は映画や漫画等、その場しのぎの娯楽に身を委ねました。
怠惰な生活を送る内に、集中力は失われていきました。
その実感を持ったのは資格を勉強した時です。
会社の自己啓発の1つで貿易実務検定B級という合格率50%程の検定を勉強しました。
社会に出てから久しぶりに行う勉強です。
予想はしていましたが、集中が全然保てません。
机に向かう事ですらハードルがある中、机に着いても集中力が直ぐに切れて勉強時間は取れませんでした。
試験にどう対応したかと言うと、試験日の数ヶ月前からかなり余裕を持って勉強を開始しました。
集中して行えばもっと短期間で出来たはずが、長期間で勉強時間を積み立てるしかありませんでした。
覚醒
「ゾーン」とは、心理学やスポーツ心理学の用語で、最高のパフォーマンスや集中力を発揮している状態を指します。ゾーン状態に入ると、時間の感覚がなくなり、行動や思考が自然に流れるようになります。この状態は、スポーツ選手やアーティスト、クリエイターなどがしばしば経験するものです。
振り返ると、集中力を取り戻すキッカケに心当たりがあります。趣味の筋トレです。
筋トレを2,3年程続けた頃、新たな試みをしようとプレワークアウトを飲み始めました。
プレワークアウトとは、筋トレや運動の前に摂取することで、トレーニングの質を向上させるサプリメントのことです。集中力や持久力の向上、血流の促進、疲労の軽減などの効果があります。
飲み始めてすぐ、異変が起きました。
トレーニングの集中力が爆上がりしました。
普段よりあまりにも高すぎます。
普段は考え事もしながらトレーニングをしているところ、プレワークアウトを飲んだら雑念が吹き飛び、筋トレ自体への没頭感が高まりました。
また、ウェイトトレーニングを終えた後はいつもランニングに出かけます。
ある日、ランニング中にも更に異変が起きました。
視界がスッと広がり、自身の呼吸と走る行為へ没頭していく感覚です。
この感覚がピークに達した時、走る行為に意識が集中されて周りが全く気にならなくなりました。
普段10kmを60分で走るところ、この時は48分でした。
後で調べると、これはゾーンだったという事を知りました。
集中力トレーニング
それからのトレーニングはゾーンに入る事が目標になりました。
ゾーンの集中状態の再現です。
視界が広がる感覚を再現するために、走っている途中は視点を前方遠くへ固定。視野で周辺情報を把握するようにしました。
次に、呼吸と走りのフォームに意識を集中させます。
上手くいくと、ゾーンに近い集中力へ持っていけます。
しかし本当のゾーンではないので、信号に止められた時等、ふとした時に集中が切れます。
本当にゾーンに入った時なら多少の事では集中は切れません。
切れるたびに再び集中を復帰させる為に、視点、呼吸、フォームに意識を集中させて取り戻す事を何度も繰り返します。
こうして日々のランニングは集中力トレーニングも兼ねる事となりました。
ゾーンに入るキッカケとなったプレワークアウトはJNX社の「ザ・リッパー」です。
円安で値上がりしてますが、昔飲用していた時は3千円程でした。
非常に強力なファットバーナーであるため、0.5スクープでも十分です。
資格勉強での集中
ランニングによる集中トレーニングにより、視点、呼吸、フォームが集中復帰へのトリガーになりました。
しかし、走りのパフォーマンスが上がった一方で、資格勉強の集中は保つことが難しい状態のままです。
運動と勉強の集中は少し別物で、残念ながら同時に勉強も集中出来るようになるようなウマい話はありません。
ランニングの集中感覚を転用できないものかと試行錯誤を続けています。
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その中で見出した一つは「視線」制限です。
勉強には身体動作がない為、呼吸とフォームへの集中感覚は持てません。
走りと共通する事は「視点」でした。
集中が切れる要因の一つに、目の動きが関わっています。
例えばふと時計を見て時間を確認すると、別の事を連想して意識の集中が途絶えたりします。
学習中の視線範囲を制限する事で、集中阻害要因を一つ潰せるのではと考えました。
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集中力が落ちてきた時、視線が出来るだけ彷徨わないよう一定範囲内に収める事を強く意識する訓練を始めました。
周りが気になっても、グッと堪えて範囲内から視線が出ないようにします。
上手くいくと、集中が切れる前の状態にいつの間にか戻っています。
この訓練により、狙い通り集中を取り戻せる回数は着実に増えてきています。
また、集中力が完全に落ちて雑念だらけになった時には、もうひと工夫しています。
思考が雑念だらけになると、いくら休憩を挟んでも集中状態に戻れません。
そこで視線制限に加え、呼吸を深呼吸に切り替えます。
無意識の呼吸リズムと違い、深呼吸は意識しなければ続けられません。
視線制限、深呼吸の継続、学習の3つを同時並行となると雑念の余力は無くなってきます。
この状態は集中状態に戻る一歩前、雑念排除の助走です。
雑念を短時間で排除出来る時もあれば、長時間掛かる時もあります。
雑念状態に陥った時、通常へ戻す訓練です。
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従来なら①雑念状態に陥って「今日はもうダメだ」と諦めた時もあり、②通常へ戻るだけでも御の字です。
訓練中の身の所感として、③集中状態を発揮できるのはごく短時間です。
②③を行ったり来たりしながら、時間の質を高める事を狙っていきます。
更に訓練を重ねる必要がありそうです。
鍛えないと衰えるモノ
「集中力を鍛える」という概念に気が付くまで時間が掛かりました。
運動、勉強共に一度失った集中力ですが、鍛え直す事により取り戻しつつあります。
集中力を鍛える習慣を持つ事が重要でした。
この鍛錬法を手っ取り早く再現するなら、まずはゾーンのような超集中状態を体感すると、目指すべき状態が分かります。
ですが、一般人がゾーンを体感するのは至難の業です。
なので①②③の自己の状態を把握し、②③の状態を行来する制限を設けるのが良いと考えます。
私の場合、ランニングで慣らしたのもあり「視線制限」が非常に効果的でした。
集中力は普通のサラリーマン生活の中では失われていく力です。
何かに挑戦する時、集中力は持っているに越したことはありません。
能動的に鍛える事をお勧めします。
JNX社の「ザ・カース」
同社のシリーズはパッケージと品名が衝撃的ですが、ただのプレワークアウトです。
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