最近読んだフェミニズムじゃない韓国文学のはなし
こんな時間ですが。
一応、毎日更新3日目を滑り込みで投稿します。
今日は最近読んだ本、主に韓国文学について書いていこうと思います。
昔から韓国ドラマや韓国エンタメも好きで、14歳頃から韓国語学習も始め、未だに続けています。
なんですが、実は「韓国文学」というものはこれまでほとんどと言っていいほど読んだことがなかったんですよね。
韓国語原文の詩集などは数冊持っていて、日本とはまた違う感性が感じられてとても好きだったんですが、ストーリー性のある小説などは全く、でした。
まず今回は初めに手に取った
「天気が良ければ訪ねて行きます」
という小説から紹介しようと思います。
(原題 날씨가 좋으면 찾아가겠어요)
(作者 イドウ 이 도우)
ざっくりとしたあらすじとしては、
ソウルでの生活に疲れ切ったヘウォンは、ひと冬を故郷で過ごそうと、山と湖に囲まれた片田舎に帰ってきた。
空き家だった隣の家は、いつの間にか小さな「グットナイト書店」という本屋になっており、店主のウンソプにとってヘウォンは、初恋の人だった。
彼女が戻ってきたことで、静かな冬の生活が変わっていく。
やがて明らかになる、へウォンやウンソプの過去の秘密とは…
という感じです。
一見、都会で疲れた初恋の人が故郷に戻ってきた…!というような、田舎での暮らしや恋愛模様に癒されるヒーリングラブストーリー。かと思ってしまいますが、実はもっともっと奥の深い、ラブストーリー嫌いの方にこそ読んで欲しい、全ての人を癒してくれるような素敵な作品でした。
感想を書くと、熱が入り過ぎてネタバレしてしまいそうになるので控えておこうと思いますが、私はこの作品で韓国文学にどハマりしました。
韓国文学というと、最近はフェミニズム文学が取り上げられることが多いように感じています。
実際私もこの作品後、色々読んでみたいなと購入した韓国文学の中にはフェミニズム文学も数冊あります。
ですが、韓国フェミニズム文学が話題になればなるほど、韓国文学への敷居が上がるような、なんだか少し取っ付きにくさのようなものを感じてしまっている方もいるのかな、というのが正直な印象です。
なので今回は「天気が良ければ訪ねて行きます」を紹介させていただきました。
この後、韓国の作家さんの書くSFなども読んだので、そちらもまた紹介出来ればいいなと思います。
今日はとりあえずここまで。
そろそろ私も寝るとするかな。
グッドナイト書店の雪景色と暖炉の暖かさに思いを馳せて…
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