パリ・オペラ座白鳥の湖IMAX上映観てきた
11月8日から11月14日までの7日間だけIMAX上映される、パリ・オペラ座白鳥の湖を早速鑑賞。
事前予約してど真ん中を一人で座席指定したときは3割くらいしか席は埋まっていなかったが、行ってみると前の2列以外は満席だった。予約して正解。
舞台を、映画のスクリーンで鑑賞するのだが、コール・ド・バレエは上から、あるいはジークフリート王子の目線からオデットを観たり、舞台を観ているか映画を観ているか不思議な感覚だった。
曲が終わるとつい拍手をしてしまいそうにもなる。
パリオペラ座エトワールでオデットのパク・セウンさんは、完璧な技術で儚さと情感を表現する。
同じくジークフリート王子のポール・マルクさんはダイナミックさと繊細さを兼ね備えており、また二人のパ・ド・ドゥはすべてがぴったりと合わさっていて、心を打たれた。
IMAXの何が良かったって、音がとてもきれいに聞こえたこと。
ロシア出身の作曲家であるチャイコフスキーのバレエ組曲が素晴らしいから、不朽の名作として100年を超えて上演される演目。
トップのバレエダンサーは皆さん当然楽曲の理解は深いものと思うが、特にポール・マルクさんはチャイコフスキーの叙情的な旋律を捉え、その美しさに共鳴し、全身で表現されているように感じた。
第2幕のオデットとジークフリートのパ・ド・ドゥは、ヴァイオリンとチェロが掛け合いそして旋律が重なるように、二人が惹かれ合いぴったり重なる様が完璧で美しく、夢の時間だった。
オペラ座版は最後は悲劇的な終わり方なので、私はすっごい悲しくなっちゃったんだけど、会場では自然と拍手が起こった。
外に出たら街のクリスマス飾り付けの作業が進んでおり。
IMAX期間限定だから、お見逃しなく。
私は結局今日も明日も、大好きなウリヤーナ・ロパートキナの「瀕死の白鳥」をユーチューブで観て感動しようっと。
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