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オジー・オズボーンと3人のギタリストたち 〜 ランディ・ローズ

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オジー・オズボーン。

ヘヴィメタルを聞く人が必ずどこかで通る通過儀礼の一人でもある人物。彼の近くにはいつの時代も、名ギタリストがいた。

デビュー当時、彼が在籍していたバンド「ブラックサバス」には、リフの名手といわれたトニー・アイオミがいたし、ソロ活動後は、以下の3人のギタリストが彼の楽曲の音を決定づけた。

ランディ・ローズ
ジェイク・E・リー
ザック・ワイルド

この3人とオジーが活躍した時期は、1980年からの10数年となる。もちろん、この時期以降もオジーは活動をしているし、彼の半生の中で大きな位置を占める「オズフェスト」なるフェスは、この時期以降の出来事だ。

ただ、アルバムの完成度、記憶に残る印象的なギターの音色という意味でいうと、この3名の在籍時期が最も輝いていた時期と言える。

こんな風に、1980年の傑作「Blizzard of Ozz」から、1992年当時引退すると宣言して発表された「No More Tears」。ライブアルバムや編集版を除いた6枚のアルバムは、ちょうど2枚ごとに、3つの期に分けて考えることができる。

ソロ活動開始後、オジーの横には3名の不世出のギタリストがいた。この6枚のアルバムを彩った3人のギタリストにも焦点を当てながら、オジーの後半生の10年強を振り返ってみたい。

ランディ・ローズ時代

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オジーのイメージは蝙蝠や、悪魔。ブラックサバスから続く、彼を特徴づける印象。モチーフ、色のイメージはブラック、黒。

そんな彼が出会ったのが、ランディ・ローズというギタリストだった。彼のイメージそのままな、ホワイトのレスポールを奏でるその姿、そのギターの音色は、オジーの黒に対して白、オジーの悪魔的印象に対して、天使的な印象が備わっていた。

そんな相反するように見える人物が、ある日出会うことになる。

当時、オジーは、ブラックサバスを脱退させられたばかりで、荒れた日々を送っていたようだ。まさに自暴自棄とも言える状況だったらしい。そんなときに、彼の友人を介して紹介されたのがランディだったそうだ。

ある日、オジーの部屋のドアをノックする音がする。彼はドアを開けた。

そこに天使が立っていた。

運命の出会い。

オジーは、ランディを本当に天使のように捉えていたらしい。

そんな出会いが、オジーを変えた。
オジーの音楽を変えた。
いや、ヘヴィメタルの歴史を変えた。

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