「常套句」 Mr.Children
忘れられない人はいますか?
好きだった人、恩人、恩師とさまざまだと思います。たまたまある日、すれ違っただけの人が、印象に残ることがあるかもしれません。
311からしばらくたった頃。東京新聞に印象的な写真が載っていました。
寒風が吹く海岸に立つ一人の僧侶。彼は海に向かい祈りを捧げていました。写真は後ろからその場面を捉えたものでした。
凛としたその佇まいは気高くもあり、暖かさもあり、静かな感動を覚えました。
打ち寄せる波は厳しく、当時の周辺環境もまだ穏やかではなかったでしょう。
でもきっと、大切な人への思いは届いている。だから何度も何度も繰り返して祈ろう。君に会いたい、と。
この写真はそう語りかけているようでした。
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