あの頃、雪景色を見ながら聞いていたアルバム 〜 HEART「HEART」
北海道の12月は寒く厳しい。これは比較的雪が少ない道南地方でもそうで、雪が降り始めたかと思うとあっという間にあたりは白一色に染まります。そして、風が吹けば、新雪を吹き荒らし、それが降り続く雪と合わさって、視界を遮るホワイトアウト現象になるのも珍しくはありません。
そんな季節は、外で遊ぶよりも、家にいたほうがいいのは自明の理。まして、田舎ともなれば、繁華街もなく、遊ぶ場所もない。友人の家までも結構な距離があるため、自動車が無ければ、自宅に缶詰めになるわけです。
そうなってくると室内で出来ることを充実させた方が良いわけで、美味しいものを作ってもらって食べるとか、TVを見るとか、録画していたビデオを見るとか、本を読むとか、音楽を聞くとか、、ということに時間を使うわけです。
10代だったからというわけではないですが、料理はできなかったですし、TVは夜にならないとつまらないものが多かったし、録画も見飽きたし、本も読んでしまったものばかり、、、となれば、必然的に音楽に向かうわけです。ラジオはあまり聞いてませんでしたね。あの、DJがいて、はがきを読んで、割とどうでもいい話をして、曲をかけるという雰囲気が、あまり好きじゃなかったからかもしれません。
音楽ともなれば、家にはCDがたくさんあり、それは今でいうムック本のジャズシリーズから、親のクラシック全集、買い求めていたが聞きこんでいないロックやメタルなどがいくつもあり、それなりに暇な時間をつぶすことができる大きな武器でした。
そんな12月。思い起こせば、あの頃、2階の窓から見える雪景色を見ながら聞いていたのは、このアルバムでした。
HEART「HEART」。
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