見出し画像

70年代末音楽の潮流② ~ 「Coming Up」ポール・マッカートニー

70年代末、古き良きロックは下火になりました。
レッドツェッペリンはドラムの死去で解散、ディープパープルはボーカルとギターのリッチーブラックモアの不仲でメンバーが二転三転し、結局70年代中盤に解散。
エアロスミスも音楽がつまらなくなっていったし、クイーンも時流に乗ろうとして下火に。この時流というのは、キーボードを主体とした音楽です。
80年代に顕著な、わかりやすく言えば、ヴァンヘイレンのジャンプの前奏のような、マドンナのようなああいった音が流行ってきました。それすなわち、時流というものですね。
そこで、古き良きロックはOLDWAVEと呼ばれ、キーボードを主体とした音楽がNEWWAVEと呼ばれるに至ります(このニューウェーブには、ちょっと血色の違うパンクロックも含まれますが。)
そんな時代に生まれ、そんな時代に流行した音楽は、やはり、キーボードが印象的です。
そして、面白いのは、この流行はなぜか巡り巡って、何年か後に戻ってくる点。
まずは、70年代末前後の楽曲を紹介してみます。

この、さわやかというよりは、どこか無機質な。静謐というよりは、どこか機械的な、そんな音楽が、あの時代結構流行りました。

ボーイ・ジョージ、バナナラマ、プリンス、マドンナ、、

ここから先は

308字
この記事のみ ¥ 300

この記事が参加している募集

いつも読んで下さってありがとうございます。頂いたサポートはいろんな音楽などを聴いてご紹介するチカラになります。あなたに読んでいただき、新たな出会いを楽しんでいただけるよう、大切に使わせて頂きます。よろしくお願いします!