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いつかまた、巡り会いの奇跡がやってくる ~ 「3月9日」レミオロメン


新しい旅立ちの時期は、日本では3月~4月に訪れます。欧米では9月~10月です。

日本では4月がスタートである理由は、明治期の納税の問題によるところが大きいようです。

この時代は税を米で納めてもらっていた。この米を現金化することで、政府としての予算組が可能になる。10月に収穫したものを、このような過程を経て現金化して、予算組をして、4月スタートにするとちょうど具合が良い。

4月スタートに決まったのはこんな理由だったようです。

秋は収穫のタイミングなので、言わば始まりの時期と言えますし、明治初期には欧米の慣習をそのまま導入していたらしいですが、日本の米の慣習にはそぐわなかった。

というよりも日本的感性に合わなかったんでしょう。

我々の記憶や体感に染み付いているのは、古来からの日本の原風景。

季節が循環し、春には再び、花が咲く。

旅立ちの時期の3月9日。少しずつ、花たちがその生命を謳歌する準備を始めています。

変わらない循環。

どんなに世が乱れても、いつの世も変わらずそこにあるのは自然の営みです。

必ず、花は咲く。いつかまた巡り会える。

たとえ、この時期に、永遠になってしまう可能性を秘めた別れがあったとしても。

必ず、自分の心に花は咲く。
別れゆく人の心にも。

そしていつかまた、巡り会いの奇跡がやってくる。

まだ桜の気配は遠いけれど、たしかに春の足音が聞こえてくる3月9日にこの曲を。


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