気がつけば不思議な空間に迷い込むような 〜「Autobahn」クラフトワーク
ドイツのテクノグループ、クラフトワークのセカンドアルバムは、たしか、まるっとこの曲。
広い意味では、プログレッシブロックと呼んでも良いのでしょう。
この曲は、平たく言えば、何も起きず、淡々とメロディがループしていきます。スピード感ではなく、音の大きさや、メロディの起伏でもなく。柔らかな音が、淡々と続いていく。
ジャケットを見ていると、青空の下、誰も走っていないアウトバーンを静かに走る図が浮かびます。想像上の青空と、実際の青空が重なって、やがて同じ一つの空間になり、気がつけばハンドルを握り、アウトバーンを駆けている。
そんなことが起こり得そうな、不思議な作品です。
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