映画をつくる13 撮影の日々②
撮影隊の朝は早い起床時間は毎朝5時半、7時から夕方の7時までその日予定された撮影スケジュールをこなすには昼休み以外、1分1秒もおろそかにはできなかった。
午前中の撮影を終えてクルーたちの何よりの楽しみがランチタイムだ。
当時の日本では冷たいロケ弁が当たり前だったが、アメリカの現場にはケータリング・トラックが来てくれて、コックがその場で調理してくれた料理を食べることができる。木陰に折りたたみ式のテーブルと人数分の椅子を並べ、清潔なテーブルクロスを敷いて食事をとる時間は、さながら