1on1を学ぶためのオススメ本10冊を紹介します!これで話すテーマ・ネタに迷わない!!
みなさん、ご無沙汰しております。
1on1エバンジェリストの門沢(@hiroyuki_kadosa)です!
「1on1型化」プロジェクトを本格的に稼働する前情報として、今回のnoteでは、1on1を学ぶためのオススメ本10選を紹介させていただきます!
1on1で話すテーマ・ネタにお困りの方、メンバーとのコミュニケーションにお悩みの方、新しく管理職に昇進して1on1をゼロから学ぶ必要のある方など、誰もがピッタリの1冊が見つかるはずです!(^^)!
早速、いきますよー
オススメ10冊ここから
オススメ①
『駆け出しマネージャーの成長論』
日本中の全マネージャーに読んで欲しい本。マネジャーが直面する7つの成長課題が網羅されており、実践的なTIPSも満載。読んだ日からマネージャーとしての成長を実感できる内容になってます。たとえば、成長課題の2番目に登場する「目標咀嚼」という考え方は、1on1でも有用。人事界隈では有名な、立教大学の中原さんが書かれたということもあり、緻密なインタビューや研究に基づいた確かな一冊です。
オススメ②
『ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法』
言わずと知れた、1on1を世に広めた伝説の本。ヤフー社内全体で、週に1回、一人30分ずつ実施するようになるまで、人事側の苦労話から始まり、他の人事施策とかけ合わせた運用ができるようになるまでのエピソードは、学びの宝庫です。1on1は単なる手段ではなく、人事施策の軸になっていて、個人と会社の成長に貢献していることが分かります。これから1on1の導入を検討している経営者・人事の方は必読です。
オススメ③
『シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング』
究極の質問として「1on1の本でオススメの本を1冊だけ教えて!」と言われたら、間違いなくこの本をオススメします!!!私がマネージャーとして1on1を実施して、試行錯誤している中で出会った奇跡の1冊と言っても過言ではありません。それくらい、汎用性のある&即効性の高いノウハウが書かれています。1on1で話すべきテーマを7つに分けて解説しており、それぞれについて質問集まで掲載されているので、これを読めば誰でも1on1が上達すること間違いありません!
オススメ④
『マンガでよくわかる1on1大全 10万人を指導して分かった「自立型部下」と「支援型上司」が育つ方法』
ひとつ前に紹介した世古さんの最新作(2023年9月発売)。1on1の上達が難しい側面の1つとして、他人の1on1を見たことが無いという課題があります。この本では、実際にありそうな1on1をマンガ形式で紹介したうえで、『シリコンバレー式 最強の育て方 』に書かれているテクニックをより分かりやすく解説しています。さらに、より1on1を活用するために、1on1の成果・活用するためのスタンス・実践的なメモのとり方などの最新ノウハウも紹介されているので、セットで読むことオススメです。
オススメ⑤
『職場が生きる 人が育つ 「経験学習」入門』
こちらも、1on1を学ぶならば欠かせない教科書のような本です。大学教授である松尾さんが書かれたので、一見するとアカデミックな難しい本かもという錯覚にとらわれますが、そんなことはありません。冒頭にケーススタディ的なエピソードもあり、スラスラと読めます。経験学習サイクルの基本を押さえるならば、まずこの本は必須です。
オススメ⑥
『部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ』
一つ前の本で経験学習サイクルを学んだ方が、次のステップとして、松尾さん流の実践的なマネジメント方法が学べる本。メンバーの強みを探る方法やフィードフォワードといったノウハウが掲載されているので、すぐに実践に使えるテクニックの多い本です。
オススメ⑦
『部下が自ら成長し、チームが回り出す1on1戦術 100社に導入してわかったマネジャーのための「対話の技術」』
1on1に向き合う3つのスキルと1つのスタンスを教えてくれる本。単に、スキルやテクニックを学べは良いという訳ではないという箇所は共感するし、1on1の本質ですよね。著者の由井俊哉さんはリクルートご出身であり、ヤフー社が1on1を社内に浸透させるにあたって協力された方。少し1on1に慣れてきた方が、もう1つステップアップするために1on1を学びなおすのにちょうどよいレベル感の本。
オススメ⑧
『失敗の本質』
日本帝国が第二次世界大戦で、アメリカに負けた原因を人材活用や組織論の観点から分析した名著中の名著。日露戦争の成功体験のまま戦っていた大日本帝国軍は、根性と努力(本の中では「必勝の信念」と言われる)で勝てると信じていたが、最新のテクノロジーと戦術でアメリカに圧倒されてしまった。日本人は帰納法的なアプローチが得意だが、先が読めな時代ではそれが命取りとなる。ここら辺の組織観・育成論とでも言うべき感覚は時が経っても変わっていない感じがする。日本の企業で働くならば、転ばぬ先の杖の杖として、「日本人」の特性・マインドセットを知っておくことは有益である。
オススメ⑨
『心理学的経営』
リクルート社の創業メンバーの一人である大沢さんによって書かれた、リクルート社の人事ポリシーの背景となる理論「心理学的経営」を紹介する本。その中心には「個をあるがままに生かす」という言葉が据えられ、心理学的アプローチによって、組織と個人との良好な関係性を読み解く手法がある。ということで、この本では個別の人事施策を紹介するのではなく、あくまでも人事戦略の背景にある”理論”が紹介される。職務特性モデルやホーソン実験あたりが登場するので、社会心理学の基礎知識があると読みやすい本。1on1の話は全く登場しないが、すべての人事パーソンに読んで欲しいので選んだ。
オススメ⑩
『無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論 18人の巨匠に学ぶ組織がイキイキする上下関係のつくり方 』
一つ前の『心理学的経営』へのオマージュとして書かれた本。この本の著者も長くリクルート社で活躍されており、大沢さんから多大なる影響を受けている。心理学的経営を具体的&実践的なコンテンツに書き換えつつも、原著に倣い要所要所で理論に触れてくれるあたりが本格派の1冊。『心理学的経営』とセットで読むことで、間違いなく相乗効果のある1冊。目標設定に関して、具体的なマネジメント方法が紹介されている箇所があるので、こういう箇所は1on1にすぐに応用できる。
10冊の相関図
10冊もあると多いという声が聞こえてきそうなので、簡単な相関図を書いてみました!!!
必ずしも、この順番で読む必要はありませんが、矢印の通りインプットいただけると内容が深まっていくと思います。
それぞれの本が、どんな分類・位置づけなのかという整理に活用いただけたら嬉しいです!
次回予告
1on1型化のメリットについて、整理します!!
結局のところ、「型」を作ったら、誰に・どんな意味があるのか!?
乞うご期待ください♪
※1on1について悩んでいる方いましたら、いつでもDMでご相談ください!!どんな些細なことで、お答えします!!!
(一緒に学びましょ(^▽^)/)