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詩という名前の宗教とその未来のないこと

彼女の中には
明確な美学があっようだ
その設計図を示してくれた

詩的な表現に対する
明確な基準

それはわかっている

納得もいく
何かが足りない

そうだ
未来と自由だ

初めて書くように書くと
言いながら

過去の詩に
止まる詩人たち

彼らは自由な表現を憎む
自由詩なのに
自由を捨てる
というお家芸

中原中也賞
H氏賞
新人賞に価値はあるのか
おそらくすでにない

だんだん完成度が高くなって
方程式と
基礎構造が決まって

色々わからないと
書けなくなる
それを破壊してしまえ

その表現は美しいよねと
今の詩人から言われるようになるには
クリアしなくちゃならないことが溢れる
それは彼らの記憶に寄り添うこと
それを彼らは
歴史を踏まえると言うが
現代詩はその宿命として
歴史を破壊していかなくちゃあならない
そうだろ?

非予見化
非意味化

つまり詩であるか?
言葉を解体し どこに向かうか
ポストモダンの先に
何がある

解体した先に
エンタメだけになったのが
資本主義オリンピック

つまりパリオリンピックの
演出
ルイヴィトン
トムクルーズ
レディガガ

ピカソも
エリオットも
ギンズバーグも
ドゥルーズもいない
闇夜の
LED照明

本当にそう思ってるのか?
君たち

誰が読んでも
わからないものを書き
それを楽しむ

アニメオタクよりひどい
マニア

昔はブルジョアの嗜みだったのだろう
そこに権威とお金
女の子と名誉が
寄り添っていた

エンタメやリゾートにまだお金が流れなかった時代
欲望は細分化され 数字になっていく
つまり全ては抽象化される
まるで量子のように

わかる人だけの間でコミュニケーションがある
閉じたもの
自滅的なもの

それが今の詩だ
年寄りたちが
築きあげた美学は
破壊する

内部から
めんどくせぇ
でも
それしかない
そのうち忘れる

ヒエラルキーが大事だからな

例えば
プールに飛び込む

瞬間や
水に入った時の
静けさのようなもの

それを言語化することに詩的なものを感じる
まあ それはわかる
だから何?
病人のカルテのような

なんだか違う
と言われるが

それが彼らが僕に
求めているものだ
多分に政治的なのだ

彼女は今日も探偵が
うろうろしているところに
美学を感じたりしている

ハリスはじっと待っていたんだ
彼はすでに失われた
バイデンのように

次の世界は
ジャマイカ
インドだ

文学的権威を
祭壇に掲げる

もうそこには
権威はない

それは
ノスタルジー

なんの力もない
どこにもない

アカデミアは
開発エンジニアになった

哲学は
量子力学と
AIに任せよう

そもそもプラトンすら遠くて
わからない そん暇もない
あらすじでいい

王族の経験を理解し
彼らに言葉の結晶をみせて
喜んでもらうのだ

かっこよく
振る舞うのだ

世間はそんなものに
価値を感じないだろう

あとは誰がそれを
継いでいくのか?

閉じていく
発言しない

閉じていく
それが
彼らの詩である

そして誰もいなくなる前に
何かをしなくてはならない
気の強い 
ワガママな女に 
政権を譲ってはならない

それだけは 避けなくてはならない 
彼女たちは 男であり サディストであり
組織を壊す元凶である

マスター
そうなんだよ

どこまで行っても
そんなエネルギーを
一生懸命に
使わなくちゃあ
ならないんだよ
誰かが
俺の
宿命か

帽子を被り
細いズボンを履き
エスニックな
シャツを着た
ださい詩人が
僕の憧れの
はずがない


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