磯﨑寛也 HIROYA ISOZAKI

1965年生早大卒 詩人  アーティスト 起業家 詩 小説 エッセイ  ドローイング アクリル画を 得意とします https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%AF%E5%B4%8E%E5%AF%9B%E4%B9%9F

磯﨑寛也 HIROYA ISOZAKI

1965年生早大卒 詩人  アーティスト 起業家 詩 小説 エッセイ  ドローイング アクリル画を 得意とします https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%AF%E5%B4%8E%E5%AF%9B%E4%B9%9F

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マガジン

  • キメラ/鮫鯨(エッセイと日記)

    エッセイと日記をピックアップしました マガジン画像は 磯崎の作品の一部です テーマは ウクライナの戦場に現れたAPE(類人猿)

  • 掌小説 ポエトリーノベル

    散文詩と詩的小説の間の散文 ストーリーや情景描写の正確さより イメージを優先する

  • ソラリスの襞(詩論と詩評)

    詩論と詩評をピックアップしました マガジン画像は 磯崎の作品の一部です 四万十町の岩本寺に展示されていました

  • ピルグリム(現代詩)

    投稿の中から詩をピックアップします マガジン画像は 磯崎の詩集『ピルグリム』の表紙の一部です 青山悟の詩集の作品です 8時間の労働 8時間のリサーチ 8時間の休みと書かれた旗を女性が制作しています

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磯﨑寛也の紹介

文章の仕事 絵の仕事 承ります なんでもやりますよ 日本文藝家協会所属 磯﨑寛也 詩人/アーティスト  詩集『ソラリスの襞』『キメラ/鮫鯨』『ピルグリム』 展覧会「ムスカイボリタンテス」「スイートゴーストメモリー」「オンザロード」 公式ウェブサイト https://www.isozakihiroya.com/ Wiki

    • 【恋愛詩】待つ想い〜クリスマスの思い出

      僕は君に近づいた 息を弾ませて 君の肩を叩いた 小さく 君は振りかえる 屈託のない笑顔で そのか細い腕を そっと伸ばす 眠れぬ夜は 蒼い記憶を泳ぐ 叶えたい けど叶えられない 思い出すのは 君の無垢な寝顔 これは秘めた想い 君のイメージ それがあれば 何も求めない 聖なる夜 僕の守護神 これは淡い夢 儚くて永遠の君への夢 君はどこまでも 美しい

      • 【ひらがな短詩】044 045

        「あさ」 さえずり とおぼえ くるま いきてる   「きみ」 あくむ きゅうきゅうしゃ しずかのありか きみがちかくにいる   Morning Birdsong Dog Howl The sound of a car engine I am indeed alive. You Bad dream Emergency Vehicle A Place of Silence I feel you near me  

        • 【ひらがな短詩】046 047 048

          「いたみ」 いたみのむこう かなしみのはて やみのそとがわ やわらかななにか   「ことば」 ものか いのちか ここにいるか あるか 「つかれ」 ほんも もてない ふでも つかえない こえだけかすかに ぼくはいきていてもいいですか Hurt Beyond the pain the arrival point of sadness the other side of darkness something soft   Words Is it matter? Is it li

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          4本
        • ソラリスの襞(詩論と詩評)
          3本
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        記事

          【エッセイ】松浦寿輝と恩田陸

          ネットで松浦寿輝と恩田陸の対談を読んで ずっと食わず嫌いだった 恩田陸に挑戦してみた 最上級のメタフィクション 物語の神様に愛された作家と松浦は恩田を評価していた そして、自分がそうではないとも言っていた その気持ちは僕にはわかる 僕は彼女と高校の時同級生だった ほとんど話したことはなかったけど 覚えている 大学も同じだった だから 近親憎悪というか 彼女の才能への嫉妬があったのだと思う 60歳でそれは無くなった 年齢のせいか 自分が詩人になったせいか わからない 恩田は松

          【エッセイ】松浦寿輝と恩田陸

          【ひらがな詩】はらっぱ

          はれたひのはらっぱは すべてがきらきらしていた かいぶつのらすとしーんのように こどものころ がっこうのかえり とおまわりして うみにたちより ふるいちそうをみつけて かせきをさがしたりした あのときなかのよかった はせがわくんはいまどうしてるだろう いまはしょうぼうしょがたってるはらっぱは ぼくのせよりたかいくさにおおわれて ぼくらはそこをぜんりょくで  はしりおりた くつにくぎかささつて  おおけがをした もくてきちのかわらは とてもきたなくて ずぼっとはまって ひざ

          【ひらがな詩】はらっぱ

          映画「怪物」について

          是枝監督の「怪物」をやっと観ることができた。これまでの彼の作品の傾向から、タフじゃないと耐えられないと思ったからだ。多角的な視点が絡み合い、現実と非現実が混ざり、現在と過去が反転し、謎が解けていくスリリングさは、流石の一言に尽きる。一方、ストーリー展開上、仕方ない面もあるが、悪者たちががあまりにステレオタイプすぎる。いじめっ子にも、学校を守ろうとする先生も、DVに走る父親にも、それぞれに背景や事情があるはずだが、そこが弱い。色々盛り込みすぎなのだろう。ストーリーの陳腐さは否め

          映画「怪物」について

          【ひらがな詩】しずから

          ひたひたと しずくにたわむれて けさにからめとられ しずかなかげから おののく かささぎが うなじのとがに のこされる

          【ひらがな詩】しずから

          【ひらがな詩】きらきらしたもの

          きらきらしたもの   〜デリダと共に生きる おきると  しんだはずのあなたが わたしをみている りびんぐでは  しんだいぬが ぼくにほえている まちでは むねんにしんだ さむらいたちが ただよっている とりのこえのむこうに おにのこえが あらしのむこうに たいようが しずかなおんがくのむこうに かーにばるが にくしみのむこうに いとおしさが てきのむこうに みかたが さかのむこうに へいやが うみのむこうに じょうどが ぼくのなかに べつなぼくが べつなぼくの むこうに

          【ひらがな詩】きらきらしたもの

          デリダとともに生きる

          デリダは1930年にアンジェリアで生まれたユダヤ系フランス人 僕は1965年に日立で生まれた熊野系水戸人  個人的に自分をディアスポラと思っている  常にレゾンデートルに揺れている 根無草  何をなしとげても不安しかない だから詩を書く そして新しい言葉を発見する そこに自身の本質を垣間見るような気がするから 生涯にわたって自分は何者かを考えて生きてきた 僕の親はそれを諦めてニヒリズムのむこうの動物になった。 動物は現前性以外の言葉を持たない。 動物は脱構築しない。 平気で人

          デリダとともに生きる

          【ひらがな詩】よくぼうするきかい

          いまぼくがしんじてる ぼくは つぎには ぼくではない まえにも ぼくではない ぼくはうつりかわる ぼくはひとつの きかい よくぼうする きかい ないぞうはない きかいと よくぼうがあり それがふくざつにからんで うごいている ぼくのいるばしょからでる もういちどぼくのばしょをみつける くりかえす くりかえす

          【ひらがな詩】よくぼうするきかい

          ドゥルーズから考える世界

          ドゥルーズから考える世界 世界は差異でできている 差異と反復(ヴァーチャル)は同一性(アクチュアル)に先立つ 私という人間は 私が他の人間や事物と何が違うのかということの相対であって 私という存在が静止的にあるわけではなく アイデンティティが必要だから 仮にそうしてるということだ それを仮に固定するといってもいい 世界は常に途中である 全ては変化の中にある あらゆるものは生成変化する 至るところに多様な差異がある 秩序を逃れ 自由を得よう 多方向的に リゾーム的に広がる関

          ドゥルーズから考える世界

          【ひらがな詩】そんざい

          そんざい ぼくがここにいることは ぼくのしぬことを ふくんでいる ぼくがうまれたことを ふくんでいる もっといえば せかいのはじまりとおわりを ふくんでいる ぼくは このじかん このばしょに たまたまあらわれた まぼろし ぼくの ほんとうは かことみらいと せかいをふくんだ ひみつである

          【ひらがな詩】そんざい

          ハイデガーから考える

          時間ができたので ハイデガーをまとめておこう  偉大な哲学者ハイデガーはなぜナチスを支持していたのか?なぜ反ユダヤ主義だったのか? 私はユダヤ人に対して強い関心があるが この問題をどのように理解したらいいかについては 保留してきた あまりに複雑だからだ  ユダヤを理解することは今の世界を理解することに役立つと思う 彼らの知性が切り開いた領域はあまりに大きい 今のドイツではハイデガー研究はタブーに近いらしい 暗黙の約束だ ハイデガーはナチスを手放しに評価していたわけではない

          ハイデガーから考える

          【ひらがな詩】いのち

          いのち ぼくらは まいにち きょせいされ なきさけんで おっぱいと やわらかいはだを もとめる あきらめて にくしみと ことばを もらって たたかうことを おぼえる あいてを うちまかして よろこびをえる あいてがくるしむ ぼくらは こうふんしている せいてきに   おぞましいが それが にんげんになること ことばをつかって いきていくということ おりあいはつかない   にんげんは ことばで いきるから しぬことができる しねば ほとけになる それが すくいである

          【ひらがな詩】いのち

          ラカンから考える命

          ラカン的精神分析を理解しないと ポスト構造主義を理解できないといわれている 今日はラカンの基本的な理解をしておこう 確かに精神分析は仮説であるが 現実にも効果的である 夢は万能ではないが 何らかの象徴の可能性もある 夢の内容を理解できないのは 人間が全てを理解できているわけではないのだから 仕方のないことだろう 人間理解は合理だけでは難しい 過剰さについての理解が必要である 言語は万能ではないが 他の動物と明快に分ける 食や性の快楽は言語的だと言える 言語によって生まれる

          ラカンから考える命