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神がかり!

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七年前、折山(おりやま) 朔太郎(さくたろう)の家庭は、カルト教団に騙され家庭崩壊した。 幼くして親の借金を背負った俺はヤクザの西島という危険な男に身柄を押さえられ借金返済に明…
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2024年10月の記事一覧

「神がかり!」第47話後編

第47話「すっきりした」後編  「さくたろう……くん?」  赤く腫らした頬を押さえながら少…

ひろすけほー
2週間前
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「神がかり!」第47話前編

第47話「すっきりした」前編  少女の小さい身体は”ふらふら”と覚束ない足取りで二、三歩蹌…

ひろすけほー
2週間前
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「神がかり!」第46話

第46話「くだらねぇ!」  「……」  震える足で佇んだまま俺を見下ろす少女。  ――? …

ひろすけほー
2週間前
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「神がかり!」第45話後編

第45話「なんて羨ましいんだ」後編  「は!?」  俺の言葉を聞いて御橋 來斗の表情は一瞬…

ひろすけほー
3週間前
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「神がかり!」第45話前編

第45話「なんて羨ましいんだ」前編  「くだらない?この僕が?はは、あり得ない」  御端 …

ひろすけほー
3週間前
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「神がかり!」第44話

第44話「知らない少女」  「バッグを頼む」  ヤレヤレと俺は仕方なしに戦場へと赴くことに…

ひろすけほー
3週間前
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「神がかり!」第43話後編

第43話「モテモテだねぇ」後編  「あ……れは……あ、”天岩戸”」  ――バシュッ!  嬰美がそれに気づいた瞬間に、それは大気に弾けて消える。  「う、がっぁぁぁぁっぁぁぁーーーー!」  そして再び振り上げられる巨人の強大な左腕!  「は、波紫野先輩!回避を!今ならまだ”地鏡”の効力が残ってます!離脱できま……!」  「……」  しかし、波紫野 剣は咄嗟に東外 真理奈の言葉に反応できない。  ――  確かに彼の身体は未だ薄らと東外の黄金光に包まれてはいるが

「神がかり!」第43話前編

第43話「モテモテだねぇ」前編  ドカァァァーー!  ドゴォォォォォーーーー!!  感情の…

ひろすけほー
1か月前
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「神がかり!」第42話後編

第42話「拙い心理戦」後編  ――ピーッ!ピーッ!ピーッ!  「……」  「……」  なん…

ひろすけほー
1か月前
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「神がかり!」第42話前編

第42話「拙い心理戦」前編  ――  ”写真見ただろ?守居 蛍……”  ”新校舎の、キミの…

ひろすけほー
1か月前
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「神がかり!」第41話後編

第41話「赤と青」後編  「ヴォォォォォォォォォッ!!!!」  ――  誰もが言葉を発せら…

ひろすけほー
1か月前
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「神がかり!」弟41話前編

第41話「赤と青」前編  「……」  ——いやいや……  極自然と、  ——ちょっと待て、…

ひろすけほー
1か月前
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「神がかり!」第40話後編

第40話「理由」後編  ――だから他人のお家事情なんて知りたくも無い  とはいっても、今回…

ひろすけほー
1か月前
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「神がかり!」弟40話前編

第40話「理由」前編  学園指定の制服を着用した美少女が、旧式の携帯電話であるガラケーを片手にこちらに走り寄って来る。  「待てって言ったわよね?わたし、言ったわよね!?」  利発そうな瞳を大きく開き、憤懣やるかたないといった表情で息を切らせながらやって来た少女。  制服姿で生真面目そうなその美少女は、永伏に跨がった状態の俺の直ぐ傍まで来ると、当然の如く不機嫌に俺を睨みつける。  「今時ガラケーかよ」  そして俺は、色々と無視してその女を見上げていた。  「だぁ