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第38話「俺の持論だ」後編 「あの”おかしい女”にはプロの狙撃手として圧倒的に足らないモ…
第38話「俺の持論だ」前編 ――学園からおよそ四千メートルの距離に建つランドマークタワー…
第37話「傷痕」後編 「お、おま……なんだっ!?それは……」 永伏が攻撃することも忘れ…
第37話「傷痕」前編 天都原学園から四キロほど離れた商業ビル―― 天都原市では有名なラ…
第36話「最強の天孫」後編 「尽く芯を外しやがって……なんだ?その巫山戯た動体視力は?」…
第36話「最強の天孫」前編 「ヒューー!見ろよ、嬰美!こいつの方がよっぽど理解してるぜ!!…
第35話「戦争」 「どう見ても東外 真理奈には見えねぇなぁ、えぇ?色男さんよぉっ」 ドスのきいた声で俺の顔を睨め回すガラの悪い男。 学園の裏庭に俺を呼び出した男は―― 確かに不機嫌に、しかしそれでいて、欲しい玩具を与えられる前の子供のような楽しげな瞳で俺を値踏みしてくる。 こんな時間に…… 暗くなってから呼び出したのは無論、人目に付かない為にだろうし、俺も確実に荒事になるだろうと予想はしていた。 「一人じゃないのか?」 ガラの悪い男の問いかけに
第34話「はこ」 守居 蛍がバイト先に訪ねてきた次の日の夜。 「……」 夜道を歩く俺…
第三十三話「いらない」 ガシッガシッガシッ! 「でねぇ、そのカラオケが超お得なんだ…
第33・5話「分岐点(番外)」 風光明媚な地方都市、天都原市にも未成年が近づくのには不…
第32話「わかった」後編 その後―― 相当待たされてから例の一件で貸した”制服の上着”…
第32話「わかった」前編 「めぇーーんっ!」 バシィィッ! 竹刀が防具を叩く音が響い…
第31話「類共(るいとも)」 「いまさらね、嬰美なんか逃がしてもどうでもいい」 御端 …
第30話「虚像」 シャァァ―― シャワーの音に背を向けながら俺は裸で胡座をかいて座っていた。 ――どうしてだろう、こんなことになったのは…… 考えながら俺は背後をチラ見する。 「あ、太郎くんもシャンプーする?髪も泥臭くなったからその方が良いよ」 少し垂れぎみの大きめな瞳の少女が俺の視線に気づき、綻んだ桃の花のように淡い香りがしそうな優しい唇をニッコリとさせる。 その少女、六花 蛍の小さくて白い身体と栗色の髪を覆っていた泡は綺麗さっぱり排水溝に流れ落