デザイナー3年目の視点で考える「助けてもらう」技術
これまで、たくさんの方にお世話になりました。
新卒一年目から今に至るまで、紆余曲折ありここまでやってきました。
そして、その中では先輩デザイナーのような方に
助けていただいた経験が数多くありました。
Figmaのオートレイアウト分かんねえ!と時間をとって丁寧に教えてくださったり
役員プレゼンに向け、徹夜で土日の作業を手伝ってくださったり
他にも、ここでは話せないこと山盛りです。
そういう経験を通じ
助けてもらいたい場合はただ一方的に助けてと叫ぶのではなく…
自分から助けやすい環境を作る。
そういったことが大切なんじゃないかなと感じています。
そしてそれは才能ではなく、
意識して伸ばせる技術みたいなものなのではないか…
僕の経験則からそう感じているのです。
今回、僕の超個人的視点で、
どうしたら助けてもらいやすくなるのか、その技術をお教えします。
【結論】
助けていただく人との「認識合わせゲーム」が
上手くなること
こちらが結論です。
認識合わせゲームっていうのは
「コイツは今何を考えているんだ、次は何をしようとしているのだろうか?」それを自ら開示する、そしてそれを続けること。
今回、それらを重苦しく考えてほしくないという意味を込めて、
ゲームという表現をしています笑
💬なぜ大事か??
最初から自身の理解やスキルに及ばないプロジェクトに
取り組むのはザラだからです。
下位クエストしかしたことないのに、いきなり上位クエストのモンスターと戦う…そんな時がこの職業は多いんですよね。
(いきなりですが、せっかくなんでモンハンで例えてみます。)
そんな時、自分の持っている持ち物や体力ゲージ。
そしてこれからの行動をあらかじめレベルが高い先輩デザイナーに共有することで、必要に応じて回復薬グレートをいただけたり、先輩の経験則から弱点を教えていただけることができます。
しかし、
それは本人が持ち物や体力ゲージを適切に認識を合わせないと
相手側もどのような行動が必要か把握ができません。
最悪な場合、助けることができたのに倒れてしまうこともあるかもしれないです。
上位クエストに挑まなければいけない以上、
相手が助けやすい環境を自ら作り出すことはとても必要なことなんじゃないかなと感じています。
🎮認識合わせゲームのコツ
ゲームで例えすぎちゃったんで、実態にそくしてまとめようかと思います。
1.「この話はどうなった?次は何するん?」を文章にし続ける
物事を決める際に30分~1時間ほど時間を取るかと思うのですが、
自分が中心のプロジェクトでは、それを文章に落とし込むことをお勧めします。
💬なぜ大事か??
本人がどのように話の内容を理解しているのか、次は何を始めるのか??
先輩デザイナーが把握しやすく、問題があればFBしやすいからです。
特にアプリ開発では、デザイン以外にもいろんな粒度で話が飛んでいきます。自分が必要となる話題を聞くのも実はまあまあ難しいんじゃないかなと。なので、自分が話を聞いている内容がそもそも合っているのか?振り返って確認するためにも文章にすることをお勧めします。
(僕は確認した方がいいなあと感じたことはslackで文章にして起こしています。)
2.間違っていても良いから自分の意見を持っておく
正しいかは別として、意見を言葉にできるようにしておきましょう。
💬なぜ大事か??
意見を持つことは自身の現在地を伝えるとてもいい手段だからです。
また例え話みたいになっちゃうんですけど、
意見を通じ先輩デザイナーはこのように思うでしょう…
👨先輩デザイナー
「一応、道にそって歩いてるな..」
「おお、コイツ自覚なく崖にいるじゃん!」
「元気よく走っているけど、そこ先炎だぞ大丈夫かおい🔥」
それらをいち早く知ってもらって軌道修正をしてもらうことは特に新人の頃は必要なんじゃないかなと感じています。
逆に意見を持っていないと、現在地を
先輩デザイナーもどこにいるのかが把握できません。
そのため、
「分からないことが分からない!」
こういったことも現在地を知るという上ではいい意見だと思っています
「👨迷子になってんだなあ、なるほどね」と先輩デザイナーは理解してくれると思うので、
助けやすい環境を作るべく、仮説でもいいので自分の意見を言葉にできるように意識しましょう。
とまあ、こんなこと書いたんですけど
匙加減も大事
まあ、認識合わせゲーをすることで助けてもらいやすい環境を作ることができると感じているのですが、これってお互いの工数がかかるんですよね
これをどこまでやった方がいいのかは意識しています。
まあそれでも、匙加減なんて最初は時に分からないです。
今も僕は正直分からないです。
なんで今の時期は「認識合わせゲーした方がいい!」と自分で感じたら迷わず行うようにしています。
つらつらと書きましたが最後に…
2025年の伊藤は
「助けてもらう」から「助ける」少しずつそんな立場になっていけたらなあと感じています。それを目指す一年にできたらと。
終わり。