宮崎 ユー・アー・ソー・ビューティフル
前説
半月。こんばんは。
目次を文の途中位に表示する方法をまだ試していないので、毎回【前説】と一番最初に表示されちゃうなぁ。
もう少ししたらnoteにも慣れてくるのかもしれません。
スキやフォローをしてくれてありがとうございます。
僕もどのように僕の記事を読んでもらおうか試行錯誤中ですが、こちらからもスキやフォローをしていくと良いと習いました。
少し時間がかかりそうですが、ちゃんと読みたいので時間をかけていこうと思っています。
ここでは、2020迄に35ヵ国、約200都市を旅してきた僕の初エッセイ『光の中を旅してた』全7章20編202話をnoteで無料公開していく物語を残しています。
(Kindle Unlimitedでも無料で見られます。)
Twitterでもnoteにリンクして旅の言葉を放っていきます。さらにnoteを台本に話す予定の、stand.fmにて音声でもお届けしています。
そうそう。昨日はサウナに行ったのですが、サウナ室が小さすぎて入れない人だらけで時間制限もあったので、1セットしか出来なくて、全く整えませんでした。
悲しかった。まっ、そういう日もありますよ。
なので、今日また別のサウナに行ってきました。
今はとても整ってます。
この後、スーパーで買ってきたお寿司を食べます!!
さて、鹿児島で青春18切符の情報を得た若き僕は、早速それを使って九州を巡ろうとしている様です。それではいってらっしゃい。
宮崎 ユー・アー・ソー・ビューティフル
鹿児島中央駅で買った「青春18切符」全部で、5回使える。
初めは九州あたりを見て回れたらいいなぁ。なんて思っていたから、いい情報ゲットしたなぁなんて思っていたけど、旅の目的地ってのはサクッと変わったり、新しい気持ちが芽生えたりするものだから、それに従う。
使い勝手の良いそいつを財布に入れて、鹿児島から宮崎に向かった。
もうこの時は大分の別府に向かおうとしていた。そこにとしさんがいるからで、もっと海外の話を聞きたかった。
電車の中では『あ・うん』を読んでいた。
神話のふるさと宮崎に着いた頃、外では雨が降っていた。
バンドのライブとかで東京や大阪に行っていたからそう感じたのかもしれないけど、宮崎駅って思っていたより大きくなかったなぁ。
せっかく来たのだから街を散策したくて、駅の周りで見てまわれそうなものを人に聞くことにした。
地元の人達は俺より遥かに地元のことを知っている。
可愛い子がちょうどいたから聞いてみた。
その子は「実家に温泉」をひいているらしい。
宮崎神社と、名物のチキン南蛮の情報をゲットした俺は、小雨が降る中、通りを歩き出す。
荘厳な佇まいの宮崎神社。ここにもやばいのがいると思った。
雨が降っていたから人も少なかったし、静かで薄く霧もかかっていて神々しかった。
俺はひょっとしたら、日本を旅している最中に、どこかの神様を背負ってきちまっているかもしれない。気のせいかもしれないけど、「第六感」が敏感になっていく。
賽銭箱の前で一人の中年のおっさんがなにやら真剣に祈りを捧げているのを見て、きっとあの人は「家族の幸せ」を願っているんだなって思ってしまう僕は、やっぱりクレイジーにはなり切れない、常識物のお利口さんなんだな。「いかれているくらい、いかしている奴」に憧れはあるんだけど、全然なれそうにない。真面目に旅をしすぎているただの仕事辞めた青年だよ。
まだ何者にもなれてない。
緑は深く、小石が濡れる。葉っぱから滴り落ちる雨露がまた葉っぱを揺らす。大きな石と、小さな石が音を立てずに呼吸をする中、神社の出口で案内看板の下に固まっているニワトリ達を見た。
僕は思わず、「なにやってんだこんなところで」と声をかけてしまった。
近くの駅で電車を待つ間、静かに傘をたたみ、僕は近くにいた姉妹と少し会話をした。
雨はもう上がったか、電車は揺れて、快音と共にトンネルを越える。
宮崎の青島のビーチのすぐ近くのゲストハウスを探していた。
近くの駅で降りてもそれらしい看板が見つからなくて、人に聞くことにしたんだ。そしたらそのおばさん、僕のことをゲストハウスまで車で乗っけってってくれた。
近かったけど、自分一人で行っていたらきっと迷っていた。
ヒッチハイクみたいなことしたんだね。
親切な人に助けられての今があるよ。
そういえば俺も千葉にいた頃、見ず知らずの人に何回も道を聞かれていたなぁ。
田舎の親戚の人の家に遊びにきたのかって感じの宿、そこではのんびりとした時間を感じたよ。ゲストハウスかぁ。いつかできたらいいなぁ。
鹿児島で出会った兄さんに、「ゲストハウスやったらいいじゃん、君なら似合いそうだよ」ってなんかの拍子に言われたことを、今でも薄っすら覚えている。
先週、僕のいとこの兄ちゃんが心筋梗塞で亡くなった。親父から昨日メールが来ていた。
まだ若かったのに、とても残念だ。同時に、悲しさが漂って、それに纏われた僕は、また心細くなって、遠く異国の地で一人怖気づきそうだった。
みんなわかっている、人はいつか必ず死ぬ生き物。
いつかわからない。明日かもしれない。
その夜、宿では小さなパーティーが開かれた。
それがただみんなで協力して晩御飯を作って、みんなで食べるってだけでも妙に嬉しかったんだ。そこで、さとさんと会った。関西からサーフィンをしに来ているらしくて、「旅と写真」が好きな、僕より一回りくらい年上のいかした兄さんって感じの人だった。それから、インドからの旅人とも会った。
宿のオーナーは昔オーストラリアにいたらしくてさ、「英語」が話せたんだ。だから彼ら、がっつり話していたよ。
こういった一つ一つの経験が、俺を「オーストラリア」への旅へと導くことになる。この頃もう扉が何処にあるかはわかっていたのかもしれない。
この旅の毎日の出来事は本当に濃かった。たった1日、でもそこに「永遠」があるんだ。だから僕等は「今」を生きるんだ。
翌日、勧められた青島のビーチを見に行った。
僕はサーフィンはできないけど、海は大好きだ。
青島から地獄洗いを経て、不思議と突き出た地形の島に青島神社がある。そこに生えていた植物が醸し出す熱帯感。
あそこにはパワーが集まるなんて、「スピリチュアル」な事を感じ始めていた。
編集後記
今日も読んでくれてありがとうございます。
noteでは改行をすると読みやすいのは掴めてきました。
この経験を活かして、Kindle版の方もアップデートしていきます。
皆さんの記事を見るとたくさん明るい絵文字を使っていたりして、時代だなぁと感心しています。
○○PVってのは、どんだけの人に読まれてますよって事で良さそうですね。
みんなすごいなぁ。
旅をするとバッグパックがパンパンなので荷物を増やせないから買い物も出来なくて、日本では本当にお城とか、神社によく行ってました。
ニワトリに話しかけても全然良い事ありませんが、アニマルみつけたら話しかけちゃう方は意外と多いのではないでしょうか?
出会う人とも、そんくらいの距離感で旅をしてました。
次回は大分へ向かうようです。温泉が楽しみですね。
ではまた。よろしくお願いします。
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