上級心理カウンセラー資格取得講座にて学んだこと2 ~論理療法~
上級心理カウンセラーのテキストを学んでいると「カウンセラーとか関係なく日常生活で使えるじゃん」という学びが多々あります。
そのような「みんなが身につけたい学び」をアウトプットします。自分自身の振り返りにも使えますよ。
今回は「論理療法」という心理療法を紹介します。
一緒に学びましょう!💪
「論理療法」とは
論理療法は、指導的な側面の強いスタンダードな心理療法です。一般的にも知られる認知療法、認知行動療法のベースでもあります。
問題解決型のアプローチで、クライエントの悩みを解決します。テキストの事例では、こんな悩みが取り上げられていました。
大事なのは、現実的で明確なゴールを設定することです。
どういう状態になっていることがゴールと呼べるでしょうか?
仕事が長続きしないのであれば、「仕事が1年続く」でもよいでしょう。
「論理療法」の考え方→「思考」に着目
人は、出来事に対して、感情や行動が発生します。
この出来事と感情との間には「思考」があります。ほとんどの場合、この思考は無意識なものなので普段は気にしません。
思考を変えれば感情/行動も変わる!
というのが、論理療法の考え方です。
「コップに半分の飲み物があるとき、"もう半分"ととらえるか?、"まだ半分"ととらえるか?」という話がありますが、まさにコレが思考です。
「論理療法」のABCモデル
論理療法では、さきほどの出来事、思考、感情/行動にABCというラベルを貼って、ABCモデルと呼びます。
だったら、
というのが論理療法の考え方でしたね。
イラショナルビリーフを変えよう
ABCモデルのB(思考)にはラショナルビリーフとイラショナルビリーフの2種類があります。ちょっと聞きなれない言葉ですよね?
良くないのは、イラショナルビリーフの方ですね。例えば、「~しなければ」「~すべき」「絶対に間違っている!」など。
無意識のイラショナルビリーフに気づき、改善していくのが論理療法です。
イラショナルビリーフは否定的な感情を生みます。ですが、
否定的な感情は、他人や過去のせいではない
と論理療法では考えます。
大事なのは今(現在)
です。これからどうするか?に集中しましょう。
イラショナルビリーフの代表例
イラショナルビリーフ(独断的で論理的ではない思考)には、こんなものがあります。「あー、あるわー」というものがありますでしょうか?
イラショナルビリーフを見つけよう
イラショナルビリーフ(独断的で論理的ではない思考)を見つけるには手順があります。
「なんかよくない感情だなぁ」と思ったら、この手順で自分を振り返ってみましょう。そして思考を改善しましょう。
テキストでは、イラショナルビリーフを見つけるホームワークが紹介されています。
まさにアウトプットですね。アウトプットは、自分を客観的に見るために重要だと再認識できました。
まとめ
起こってしまった出来事を変えることはできません。しかし、思考を変えれば感情/行動は変えることができる。という論理療法の考え方を学びました。
カウンセラーの話なので1対1での手法なのですが、「自分だけでも振り返りができるよ」という視点で紹介しました。
「なんか良くない感情が出ちゃった…」と気づくことができたならば、アウトプットし、自分の思考を振り返り、思考を改善してみてください。
本日の学びはここまで。また来てください。👋
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