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『Graphic Recorder 議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』

「なんだこれ、すげー」

2年以上前に、はじめて生でグラレコ(グラフィックレコーディング)を目にしたときは衝撃でした。

みんなの会話をその場でグラフィックにしてしまう。目を引くし、「たしかにこんな話してたわ」と、わかりやすく振りかえることができる。

私は、noteに図解を取り入れてから1年以上が経過しています。
ふだんの生活・仕事でも、図でメモをとるように心がけています。でも、

そろそろ図解を進化させたい

とくにふだんのメモがしょぼいので、レベルアップさせたいんですよね。スキャンしてそのままみんなに展開できちゃうようないい感じのやつに!


一緒に学びましょう!💪


グラレコとは?

Googleで「グラレコ」を画像検索すると、「ああ、これか」とわかると思います。わりと身近になってきていると思うのですが、どうでしょう?

グラフィックレコーディングとは、

 ①みんなの対話や議論を聞き
 ②整理し
 ③リアルタイムにグラフィックに変換し
 ④可視化する

描いている人は、グラフィックレコーダーですね。

対話や議論が生まれる場なら、どこでも活用できる

誰かとのちょっとした会話、打ち合わせ、セミナー、個人のメモ。なんにでもつかえますグラフィックだと、

 ・みんながひと目で全体を把握できる
 ・ものごとの複雑な関係が明確になる
 ・だから、議論が活性化する

誰かがやればいい。ではなく、みんなで身につけたいスキルだと感じます。


著者の価値観

齟齬そごをなくしたい

会議に参加していて、「図にすれば話がスムーズになるのになぁ」「さっきも同じ話、しなかった?」と思ったことないですか?

著者は、グラレコがそんな齟齬をなくしてくれて問題を解決してくれると考えています。

グラレコでチームを前に進める!


本書が目指す世界

思考停止しない世界

を本書は目指しているそうです。

グラレコで会議を変えていく人が増えたら、もっと様々な課題が解決できる世界になる。ほんとそうですよね。

「これ、いいな」と思ったんです。

著者が目指す世界そのものではなくて、「目指す世界」をはっきりきめて宣言する。そのことがいいな、と。みなさんの目指す世界、ありますか?


本書で学べる範囲

グラレコに近い言葉で、グラフィックファシリテーションという言葉はご存じでしょうか?私は本書ではじめて知りました。

グラフィックファシリテーションでは、「課題解決に向けて、より議論を促します」。本書で扱うグラレコは、そのさわりの部分までです。

私が読んだ中だと、『世界で一番やさしい 会議の教科書』をあわせて読むと、よりファシリテーション力を身につけて会議に参加できると思います。


会議でグラレコ!

この記事で何度も「会議」という言葉を出してきましたが、本書は単純にグラレコを学ぶだけではありません。

よりよい会議にするための会議の進め方も学べます

グラレコは、限られた時間の中で、全員がなっとくでき、よりよい結果を出せるようにサポートすることができます。

本書の中では、会議は3つのフェーズを意識するとよいとされています。

私の中の会議とは「課題ありき」で、課題をどうやって解決するか?の意識でした。図で言うと②が終わったところからがスタートです。

でも実際のところ、「そもそも課題の設定が間違ってないか?」というのはありがちです。

その意味で、この3つのフェーズはすごく腹落ちのできる内容でした。会議によって「いまここだな」と意識をつかいわけたいですね。


もちろん描くことも学べます

なんだか、記事を会議方向の内容にしてしまいましたが、もちろん肝心の描くことについても学べます

私が一番「これやろう!」と思ったのは「A人間(エーにんげん)」です。

上級者は「厚みのある人」へ進んでください。

個人的には、オリジナルの描き方に進化させたいです。「これ、○○さんのグラレコだよね?」とひと目でわかるような。


まとめ

サブタイトルに「議論を~」とあるように、グラレコそのものよりも、「いかに齟齬をなくしてよりよい議論にするか」に重点が置かれています。

みなさんの中にも、「キレイに描かなきゃ!」と思われている人がいるかもしれませんが、「キレイに描く必要はない」と本書でも書かれています。

グラレコは、とにかく使わなければはじまらない

どんどん描いて、どんどんレベルアップします!いざ、

思考停止しない世界へ!


本日の学びはここまで。また来てください。👋


読書期間 2022/08/08-2022/08/24
初版発行 2017/01/27

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高橋ひろあき | 学びのアウトプット士
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