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イロイロ言うのは簡単だけど・・・

下の記事のような話は小中高だけでなく、専門学校でも同様だった。

何年前か正確なことは覚えていないけれど(少なくとも6〜7年以上前)、専門学校では、所定の割合であればオンラインでの授業について単位を認めるというものがあった。

いきなり単位云々ということではなく、台風やインフルエンザなど休講や欠席を余儀なくされる状況や、自分自身が出校できない場合に休講ではなく自宅から授業を実施・・・みたいなことを実施。

また、授業もPPTを使ったもので実施したり、さらにこのPPTを動画にしたものを期間限定で自分のサーバ上に置いて復習用コンテンツにしたりということまでやってた。もちろん、連絡もslackで一斉送信したり、時には相談などにも活用していた。

今回のコロナでの遠隔授業開始にあたって、アドバンテージがあったのは、前述のような経験値があったからこそで、そのアドバンテージを活かして、他の教員への横展開だけでなく、自分自身の方は更なるバージョンアップが出来た。(バージョンアップしすぎて、Vtuberライクな授業もやったな・・・笑)

そういったことと縁遠い小学校なんかは、ごく一部の先生たちが先人として取り組んでいたとは思うけど、その数は全教員数から見ると極めて少ない数字でしかない。

ましてや、ネットワークやハード・ソフトがあったとしても、対面授業と同じようなレベルで授業が出来るようになるまでには相応の時間がかかる。ちなみにだけど、自分の場合、PCを使った授業(CGとかゲーム制作)を動画で配信・・・だったけれど、使った機材は自分が所有しているものだけを使い、自宅で制作してた。90分の授業を成立させるための制作時間は、最初の頃は組み立てを考えてから完成までに授業時間の3〜4倍、慣れても2〜3倍はかかってたと思う。

ちょうど去年の今頃だったかな・・・自分が担当していた学科のみ、卒業制作の発表もオンラインリアルタイムで開催し、バーチャル空間上に学生を集めて、そこでプレゼンさせたり・・・ということもやったな。もちろん、学生側のサポートをしながら、自身もUnityでバーチャル空間上のステージ制作や企業との連携など、かなり準備が大変だった記憶も・・・(苦笑)

別に庇う訳ではないけれど、経験値のある人間ですら前述のような状況なので、そうでない教員からすると地獄絵図・・・と言っても過言ではないのかなと。また、何をやるにしても時間とコストがかかってしまうわけで、これが公立校となると、さらに状況が厳しくなるのは容易に想像がつく。ITを取り組んでいる専門学校ですら、ままならない状況だったワケだし。

前にも書いたと思うけれど、もう学校単体でどうこう出来るような問題ではなくなっているので、企業だけでなく、保護者も巻き込んじゃえ!と思ったりしている。もちろん、お声がけがあれば、自分は喜んでやるけどね。

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