ミドルリーダー|何をするべきかの前に、正しい道を示す🚩
こんばんは。読書の秋ですね📚
中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださった皆さんのお役に立てるとうれしいです。
今、佐々木常夫さんの著書「こんなリーダーになりたい 私が学んだ24人の生き方」(文藝春秋)を読んでいます。
佐々木さんが学んだリーダー論を具体的な人物24人を通して紹介されており、さらに深堀したいネタが満載の本でした。是非おすすめします。また他の記事でもピックアップし、考察を加えてご紹介します。
「to be(あること)が第一義。 to do(やること)は第二義。」
さて、リーダーとは正しいことをする人である、という意味の新渡戸の言葉です。たとえ実行計画を綿密に組んだとしても、何をやるのかが間違っていると、間違った方向に到着するだけです。
リーダーとは、事業の進べき道を示し、そこに向かう人に勇気を与える存在。
これは、現代の事業主にとって何が正しいのかが不透明な時代には重みが増す言葉ですね。
そんな時には事業の意味を社会的大義からあらためて問い直し、立ち位置、何のために自分たちは存在しているのか?あらためて問い直してみるべきなのだと思います。
ノブレス・オブリージュ
フランスには、「ノブレス・オブリージュ」という言葉があります。 英語ではnoble obligation(名詞)と訳されます。これをさらに日本語で直訳すると「貴族の義務」となります。ここから想像されるように、社会的地位の高い者には、それに見合う高潔な義務が課せられる、という意味になります。
武士道にも同じような考え方があり、武士は社会的模範となる義務があり、それを貫くのが武士たる所以だ、ということなのです。そして、それがto be であり、武士の存在なのです。
リーダーの to be
リーダーになる人のほとんどは、その素質を認められながらも、なりたてホヤホヤの時期は、まだフォロワー思考であったり、このto be を理解しないまま今までの延長線上からスタートします。
ですが、自分が組織の模範的存在(to be)であることが第一義だということを理解し研鑽することで徐々にリーダーとして成長することができるのでしょう。
私もこのnoteに学びを記事に残しながら、あるべき人物像を思い描き、その人物像の行動を習慣化する、ひたすらこれを実践することがリーダーへの道と考えています。