文学フリマ東京38出店 & 新刊のお知らせ
こんにちは、絵を描いて詩集を作る白まんじゅう、陽向ぽこです。
書き出しさっそくのお知らせとなりますが、
5/19開催の 〈文学フリマ東京38〉 に出店します!!
実に4年半ぶりの出店です……!
ずいぶんとイベント出店のブランクが空いてしまいましたが、久しぶりの新刊をできたてほかほかで携えて出店いたします!
さて、こちらが今回の新刊です。
エッセイ集 『こころをおにぎりにして生きていく』
文・絵・装丁デザイン・編集: 陽向ぽこ
冒頭で「絵を描いて詩集を作る白まんじゅう」などと名乗りをあげましたが、6作目にして急にエッセイを書きました。全編書き下ろしです。
作品カテゴリが増えて、「絵を描いて詩集や エッセイ集を作る 白まんじゅう」にクラスチェンジです。特にステータスは変わっていません。
肝心の内容についてですが、noteを始めた際の最初の記事にて、ぽこはこんなことを書きました。
書きました。
本作『こころをおにぎりにして生きていく』に、「階段落ちのプロ」、「ヒグマを着る」として、どちらも収録しました。
このほか「チョコでも食わんと」、「やつらがおいしいものだという理解はある」、「眠れない夜にはキッチンで」などなど……【全11編】すべてを書き下ろしました。A5サイズ(文庫本の倍の大きさ)に2段組みでボリュームしっかり。
実物の本文用紙はグレイッシュな紙です。現物が印刷会社さんから届いたら、あらためて写真などを公開しようかなと思っています。試し読みもあるといいのかな。
毎度のことながら一人でまるごと一冊作るのは骨が折れますが、各工程担当の自分が爆速で走ればいいだけなので気は楽です。
今回は本文執筆担当のぽこがずいぶんと時間を食い、挿絵担当のぽこが「せっかくだし」と現れて次々に絵を描き、デザイン担当のぽこが寝ずに走り、編集担当のぽこが「発注したのはぽこだしな」と、胃と頭を押さえながらゴールしました。気は楽ですが体はボロボロです。
「自分は何を作っているんだろう……?」と思いながら制作し、「自分は何を入稿しているんだろう……?」と思いながら印刷会社さんに入稿しました。
たぶん文学フリマ当日も、「自分は何を売っているんだろう……?」というポカン顔でブースにいると思いますが、本です。どうぞよろしくお願いいたします。
既刊の詩集5冊と、新刊のエッセイ集1冊を持っていきます。そのほか、もしかしたら旧作のグッズやポストカードなどを少し置くかもしれません。いずれも少部数の持ち込みですので、なくなり次第終了となります。
さて、当日ぽこがポカン顔で過ごす予定のブースですが、
に配置されました。エスカレーターをのぼった二階(見本誌コーナーがある階)です。お手洗いに近いほうの入口からまっすぐ奥に進んでいただくと、たぶんそれっぽいブースがあると思います。
詩歌カテゴリの〈現代詩・散文詩〉のエリアへの出店で、ブース名は以前と変わらず〈Poko Poem Pocket〉です。
なお、今回会場が第一展示場・第二展示場のふたつに分かれており、それぞれに見本誌コーナーが用意されていますが、ぽこの見本誌につきましては、ブースが配置される「第二展示場」にのみ置くことになります。
また、見本誌コーナーには最大3冊までしか置けないことになっているので、既刊を含む6冊すべてをご覧になりたい方は直接ブースまでお越しくださいませ。おにぎりのほかにはこういうのが置いてあります。
基本的にこちらからの積極的なお声がけはしないので、いわゆるセールストークというか、そういうのが苦手な方もご安心ください。自分がお客さんの立場だとして、「こちらが新刊のおにぎりでェ!!」なんて叫ばれたらぽこは逃げる。なんだ新刊のおにぎりって。あっ、これか……。
「買ってみたけど思ってたのと違った」は誰にとってももったいないことなので、見本誌でのアレルギー確認、本当に大事だと思っています。試し読みして、もし作品の文体や雰囲気などがお口に合いそうでしたらお声がけいただけると嬉しいです。
ひとまずご参考までに、以前noteで書いたショートエッセイを載せておきます(※こちらは収録作ではありません)。noteには既刊の詩集の試し読みも載せているので、気になる方はそちらものぞいてみてください。
また、文学フリマ東京38の「Webカタログ」も更新しました!
既刊の情報は、ページ内の「同じ出店者のアイテムもどうぞ」から見られるようになっています。イベント直前にもう少し整えるつもりです。
それから、ブースにお立ち寄り予定の方がいらっしゃいましたら、Webカタログの「☆気になる!」ボタン を押しておいていただけると、当日の持参数の参考になり、とてもありがたいです。
こちらからわかるのはボタンが押された数だけで、どなたが押したかはわかりません。押したらぽこのスマホが爆音で鳴るとかの心配もないので、押したり消したりして大丈夫なやつです。
もちろん、noteやXで反応をいただいても、当日のお立ち寄り予定にかかわらず、とても嬉しいです。宣伝しても誰にも気づかれない可能性に日々うなされて生きているので、本当にありがたいことです。
4年半前に出店したときと比べて、文学フリマ東京の規模は格段に大きくなっているし、開催時間も1時間短くなっているので、当日 12:00~17:00 までの短い時間でたくさんのブースをまわるのは体力が要るだろうなと思います。
以前みたいにゆっくり立ち寄ってもらえるものだろうか、そもそも新刊のおにぎりが並んだブースでゆっくりできるだろうか……なんてぽこのメンタルは びびって震えて縮こまってガタガタと もう武者震いがすごくて困っています。いざゆかん文学フリマ東京。ぶる……。
昔からのXのフォロワーさんはご存知かなと思いますが、2019年秋の文学フリマ東京を最後に、ぽこは長らくイベント出店を控えておりました。欠席するほかなかったイベントもあれば、開催自体が中止になってしまったイベントもありました。
当時、判然としない国内外の状況からして「まず数年は厳しいだろう」と踏んではいたものの、気持ちの面ではそう簡単に切り替えられるものではありません。自分の身のまわりのいろんな物事と天秤にかけてはため息をつき、日々小さくぼやき続けるおのれの内心を「よそはよそ、うちはうち、ぽこはぽこ!!」と強めに平手打ちしてここまでやってきました。
でも、ときどきぼやきはこぼれるものです。
文学フリマ東京が中止となったタイミングで、Twitterで「本を作りたいな」とつぶやいたことがありました。人によるとは思いますが、ぽこの場合、イベントに出られないことには気軽に本は刷れません。
そんなとき、文学フリマでぽこの詩集を買ってくださった読者さんが、リプライをくださったのを覚えています。詩集を読んでお手紙を書いたのだけれど、それを渡せずじまいで……と。
「お、おてがみ……ぽこの本に!?」とびっくりして目玉を落としつつも、しなしなになっていた気持ちにジョウロで水をもらったような感覚で、本当にありがたい気持ちでした。あれからずいぶんと経ってしまいましたが、いつか、受け取ることができたらいいなあと思っています。
「いつかまた出店しよう」と、会場の様子やイベントの方針も含め、あれこれ状況を見て天秤を揺らし、本当は昨年春の文学フリマで復帰を予定していたのですが、当時の情勢変化により泣く泣く断念し、結果として今回に至ります。ほんとにずいぶん経っちゃったな。
当初は「4年半もイベントに出ていないとリハビリが必要だろうな。新刊作りたいけど、既刊だけ持って出るのもありなのかな」なんてよぎってもいましたが、そんなこと言ってて次回、次々回~次々々々回と出られずまた数年空いてしまったら笑えないので、思い切ってどかんと新刊を作りました。
酸いも甘いもしょっぱいも、なんでもおいしい具として詰めて、日々をぎゅうと握った初エッセイ集『こころをおにぎりにして生きていく』は、2024/05/19(日)、「東京流通センター」で開催される文学フリマ東京に持っていきます。
会場にお越しの際には、第二展示場の 2階【す-51】の Poko Poem Pocket(陽向ぽこ)をどうぞよろしくお願いいたします!
それでは、本が手元に届き次第、あらためてお知らせしようと思います。新刊は初めての印刷会社さんにお願いしたので、仕上がりが楽しみです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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