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シャロンさんであそぼう!4(服を台無しにする二つの遊び方)【#ガーデン・ドール】【#ガーデン・ドール作品】

ぼくはヒマノ・リードバック。 これは最近手に入れた魔法とマギアレリックのお話。 何ができるか考えていたところにとあるドールを見かけたので… ついやってしまった。そういうお話。 -11月某日 海– 11月。ガーデンではビーチキャンプが執り行われていた。 いつの間にか生えてきた海…その付近の浜辺でテントを張って生活する、とのことだ。 …目的はわからない。相変わらずガーデンのやることには疑問しかないが、 何か目的があってのことなのだろう。楽しければぼくには関係ないけれど。

    • 慣れ親しんだあの頃へ。【#ガーデン・ドール】【#ガーデン・ドール作品】

      ぼくはヒマノ・リードバック。 これは多目的室に置かれた推定マギアレリックのピアターさん…。 その力の一端に触れた話。 時間を戻せるとしたら、あなたはどこまで戻りたいですか? …ぼくは。 -10月22日 多目的室にて- 「ぴーあたーさーん、おじゃましまーす」 多目的室に入る。 …そこには箱のようなものが一つ置かれているだけだ。 外からの光で全貌は見えるものの、物音ひとつしない。 「…………」 …いないのかな? ぼくがさらに奥へと進むと、アザミさんがぬるりと後ろからつい

      • 春エリアの一角にカフェができた話【#ガーデン・ドール】【ガーデン・ドール作品】

        ぼくはヒマノ・リードバック。 10月も終わりに差し掛かる頃。 ガーデンにカフェが生えた。 …いや、いつものことながら生えるって何? まあ、ガーデンのことだ。細かいことは気にしては駄目な気がする。 これは、カフェに行った時のお話。 「お邪魔しまーす」 ぼくは春エリアの一角に生えたカフェの扉を開ける。 「いらっしゃい!ヒマノちゃんだったよね!来てくれてありがとう〜! カウンター席とソファ席とテラス席があるよ、好きなところに座ってね」 すると、ぬいぐるみのような、なんとも不

        • はじめまして。〇〇さん【#ガーデン・ドール】

          これは二つのドールの命を奪い、願いを進めたあとのお話。 そしてぼくたちは、邂逅する…? -10月21日 早朝 - ぼくは屈折魔術を使いキッチンへと侵入していた。 …なんで隠れるのかって? そりゃ昨日あんなことした手前、可能なら二人きりで話したいから。 …昨日、ぼくはロベルトさんの人格コアを破壊し、セイさんの命を奪った。 すべてはロメリアさんをドールとして復活させるため。 …ということで、状況が気になったというわけだ。 もちろん、覚えているようなら謝っておきたいと

        • シャロンさんであそぼう!4(服を台無しにする二つの遊び方)【#ガーデン・ドール】【#ガーデン・ドール作品】

        • 慣れ親しんだあの頃へ。【#ガーデン・ドール】【#ガーデン・ドール作品】

        • 春エリアの一角にカフェができた話【#ガーデン・ドール】【ガーデン・ドール作品】

        • はじめまして。〇〇さん【#ガーデン・ドール】

          ぼくとあなたの望みの行く果ては【#ガーデン・ドール】

          …ロベルトさんの人格コアを破壊した後、ぼくはキッチンへと来ていた。 もう一つの目的を果たすために。 …そのためには必要なものがある。 ぼくは林檎のコンポートを予め仕込んでおいたパイ生地に包み込み、焼き始める。 林檎の一口パイ。 あのドールを呼ぶためにはこれくらいはしておいたほうがいいだろう。 最後の晩餐になるかもしれないし…ね。 …パイが完成し、お皿に盛りつけたころ。 キッチンの近くにある額縁がガタガタと揺れた。 …来ましたか。 額縁の少女。セイさん。 グロウ

          ぼくとあなたの望みの行く果ては【#ガーデン・ドール】

          創造のための破壊を(後編)

          -10月20日早朝 グラウンドにて- ぼくとロベルトさんはグラウンドで対峙していた。 人格コアを破壊する目的…の方便として決闘を用いるためだ。 「ロベルトさんー、胸をお借りしますねー。...まあ、破壊するんですけど。」 ぼくは銃を構え、ロベルトさんへと向ける。 ロベルトさんの表情は…いつも通り仮面に阻まれ読めない。 「へへ。……ああ。持っていってくれよ」 「恐らく破壊した今日という日の記憶は消えてしまいますがー。何か聞いておきたいことはありますかー?」 …特に話す

          創造のための破壊を(後編)

          創造のための破壊を(前編)【#ガーデン・ドール】

          ぼくはヒマノ・リードバック。 これはとある目的のための前夜のお話。 とある目的とは…アルスさん、もしくはロメリアさんをドールとして復活させること。 とある存在からその方法を聞くことができた。 すべてを信じるには怪しい存在だが…今のぼくには信じるしかない。 その方法は…代償と、条件と、素体。 その三つをそろえること。 そのための条件のお話。 -10月19日 夕方 ロベルトさんの部屋- 「...というわけで明日、ロベルトさんの人格コアを破壊させていただきたいわけです。」 「あ

          創造のための破壊を(前編)【#ガーデン・ドール】

          クラス対抗PGP 種目:ドッジボール?(ヒマノの場合)

          クラス対抗PGP。 9月から10月にかけてガーデンで開催されているイベントだ。 これはその中の種目、ドッジボールに関する記録。 「...ドッジボールなのにボール以外を投げていいとはこれ如何に。」 ガーデンからの通知を見てぼくは思った。 これ、無数の投擲物を飛ばす練習になるのではないかと。 しかし、そんな飛ばせるようなものなんてあったかなあ。 …そういえば。最近サングリアルからたくさん出てきたものがあったような。 サイリウム…っていうんでしたっけ。光る棒。 あれなら飛ばすの

          クラス対抗PGP 種目:ドッジボール?(ヒマノの場合)

          ヒマノの眠れない一日(黄の魔法の練習編)【#ガーデン・ドール】

          これはマキシウムを飲んで眠れなくなった夜のお話 魔力が尽きないこの機会に練習をすることにしたぼくは いつもの海へと向かう。 そんないつもの延長線上のこと。 ここは海。 ぼくが魔法の練習をするときによく立ち寄る場所。 視界の先は水で満たされており、先が見えない。 …そもそも夜だからよく見えない。 「たしか、こういう時はー、この魔法がいいんでしたっけ。」 少し前に使えるようになったイエロークラスの魔法に『発光魔法』というものがある。 効果は単純。体の部位を光らせるというも

          ヒマノの眠れない一日(黄の魔法の練習編)【#ガーデン・ドール】

          ヒマノの眠れない一日(マギアビースト編)【#ガーデン・ドール】

          9月某日。 ワンズの森にてマギアビーストが出現した。 マギアビースト自体は特定のエリアを封鎖するもので、早めに倒しておかねば動きに支障が出るものだ。 …ただ、ぼくとしては願ってもないことであった。 電子魔導書。 バグちゃんから購入したそれは、そのままでは理解することができなかった。 頭に流れ込んだ情報から察するに…理解するためにはマギアビーストに対して魔術を使用する必要があるようだ。 渡りに船というやつだと思う。不謹慎かもしれないけれど。 ただ…一つ問題点がある。 魔法を

          ヒマノの眠れない一日(マギアビースト編)【#ガーデン・ドール】

          運動会の下準備【#ガーデン・ドール】

          『ヒマノさん、次のイベントについて相談があるのですが良いですか?』 とある昼下がり、部屋でゆっくりしていたぼくに突然相談をもちかけたのは、 いつもどおり浮いている端末『せんせー』だった。 …はて?相談…珍しいですね。 せんせーからそういう話が来るとは思っていなかった。 次のイベント…確か運動会だったはず。 運動会って何をやるかあまり理解していないんですよね。 何をやるんだろう。 そう思いつつ聞き返してみた。 「はい、なんでしょうかー?」 『パン食い競走のパンを作ってくださ

          運動会の下準備【#ガーデン・ドール】

          続く道への下調べ【#ガーデン・ドール】

          ぼくはヒマノ・リードバック。 これはいずれぼくがとるべき道のための調査のお話。 セイさん…あなたは一体なんですか? ここはキッチン。 ぼくは皆が食べられるように焼きそばパンを量産していた。 「今日の分はこれでよし…かな?セイさん…出てきてくれないかなー」 今回の目的はそれだけではなく。 セイさん。 額縁に閉じ込められた少女。 見た目はぼくたちドールと一緒で、羽がある。 ブルークラスのドールと同じ特徴だ。 …でも、ドールかどうかはわからない。 直接聞いたことはないから

          続く道への下調べ【#ガーデン・ドール】

          願いのための道筋を【#ガーデン・ドール】

          ぼくはヒマノ・リードバック これはもう一度別の形で会うための、あるいはあなたの願いを叶える為の道筋を得るための道筋のお話 ぼくの聞きたいことは…。 8月のある暑い日。 ぼくはとあるミッション達成の報告をした。 そのミッション達成によって得られる報酬は 『ドールの質問に何でも一つだけ回答します』 というもの。 以前同じような報酬には、『センセーが』という一文があった。 これにはそれがない。 であれば…センセーとは違う別の存在が答えてくれる、そう思ってもいいはずだ。 もし

          願いのための道筋を【#ガーデン・ドール】

          あなたの為の試行錯誤【#ガーデン・ドール】

          ぼくの名前はヒマノ・リードバック。 ぼくは悩んでいた。 あるごせんせーとの約束を。 ラーメンパンを作る。 それはただ合わせるだけでは強みを消してしまうもの。 現にあるごせんせーが的あての景品として出していたラーメンパンは ただそのままのせただけでべちゃっとしていて何とも言えない味だった。 …あれを改良するにはどうしたらいいか。 うーん、いい案が思いつかない。 そんな折、ロベルトさんがラーメン屋台を出していた。 これはぼくの奮闘のお話。 「ということでロベルトさんいらっし

          あなたの為の試行錯誤【#ガーデン・ドール】

          望む未来への一歩【#ガーデン・ドール】

          ぼくはヒマノ・リードバック これは願いに近づくためのお話 何かを得るためには行動しなければならない。 それならぼくは…覚悟を決めよう ここは海と呼ばれる場所。 何か考え事をするときにはよくここに立ち寄る。 …ぼくは以前多目的室に置かれたマギアレリックと話をしたときに人格を認識できた…気がする。 それなら、一つ確信を得るための手段がある。 とあるミッションを達成した報酬として得られる権利。 『ドールの質問に何でも一つだけ回答してもらえる権利』。 …誰が答えてくれるか

          望む未来への一歩【#ガーデン・ドール】

          意思持つ道具との邂逅【#ガーデン・ドール】

          ぼくはヒマノ・リードバック これは意思疎通のできるマギアレリックと邂逅したお話 …もしあれがマギアビーストの頃と同じ存在であれば…ぼくは。 ここは多目的室。 どうやらここにマギアレリックが置いてあるはずなんだけど…。 「話によるとここにいるとのことですが…おや、あれですか?」 部屋の中を見回すと、そこには四角い物体が。 …名前はわからないけれど、元々映画館にいたマギアビースト。 『機構魔機構獣-ディストピアター』…それが転じたものだろう。 それに近づき…まじまじと眺め

          意思持つ道具との邂逅【#ガーデン・ドール】