うつ病の症状と対処方法
うつ病には様々な症状が出る。個人差がかなりある部分でもあるので私の場合の症状と対処方法を書いていきたいと思う。私は生活保護を受けていて、仕事をするのは医者にまだ止められているような状態である。
症状でまずみんなが共通して言うのは不眠ではないかと思う。うつ病は過眠か不眠かで別れるが過眠は寝ていられるだけ良いというような感じで、症状として辛いのは不眠の方だろうと思う。私は不眠に悩まされているが、夜眠れないと思ったら散歩に行くようにしている。うつ病の人が散歩するのには深夜は絶好なのである。なにより周りに人がいないたまに散歩している人とすれ違う事もあるが深夜は暗いので気になることもない。音楽を聴きながら散歩していると楽しくなってくる。これはオススメである。
家に居る時眩暈や動悸が激しくなって起きていられない程辛くなることがある。そんなときはベッドに横になって目を閉じて呼吸をゆっくりしていると段々と落ち着いてくる。頓服薬があるなら飲んでから横になるのが良いだろう。
冷や汗をかいたり身体が震えだしたりという症状が起きる場合もある。この場合はゆっくり眠るに限る。頓服があれば頓服を飲んですぐ寝る事だ。
身体は調子良さそうなのに立ち眩みや眩暈がするときは注意が必要である。体調が良いものだから家事などをやってしまいたくなるが、そうすると立ち眩みや眩暈が酷くなり倒れてしまう事もある。私はこれをよくやってしまう。調子いいから洗濯や洗い物や掃除をしていると急に目の前が真っ暗になり気付くとその場に倒れてしまっているのだ。そうなってしまったら頓服を飲んでベッドに横になったほうが良い。
過食は中々に難しい。抗うつ剤の副作用で食欲が上がってしまう、普通の食事をしているだけでも太ってしまうという事はとても多い。その場合は食べ物を必要以上に買い置きしないことが大切である。極端な話その日に食べる食材だけが冷蔵庫に入っていればいい。買い置きのお菓子や菓子パンなどはもってのほかである。薬を飲んでいると何か物足りない感じになって食欲が出てきてしまう。なので冷蔵庫の中に何も入っていなければ食べることはない。毎日その日の分の食材だけを買わなければならないし、面倒な作業ではある。
拒食は飲み物から始めるのが良い。飲み物を普通に飲めるようになれば食べやすいプリンやゼリー、ヨーグルトといった物から入っていくのが良いだろう。コツは少しずつ少しずつ満腹感を感じさせないように食べていく事である。何も手に着かない。何もやる気が出ない。1日2日だったら食べなくても大丈夫。そういう時は何も食べなくても良い。気分が上向いてから徐々に食べるようにすればいい。
うつ病になって思うのは休憩している時間が長いなという事である。何か一つのタスクをこなすと次のタスクに行くまでに休憩が必要になる。いくつものタスクを続けてやっていくのはあまり良くない。
もしパートナーや家族と一緒に住んでいるのであればその方々に理解をしてもらう事が大切である。うつ病は理解してもらう事が非常に難しい病気ではあるが理解を得ない事には一緒に暮らす事はとても難しくなってしまう。
私はかれこれ15年うつ病を患っている。良い事悪い事たくさんあるが腐らずに生きていく事が大切である。私は今中学生の息子と2人で暮らしている。うつ病によってコミュニケーションを取れずに苦労することもあるが、私の状態を多少なりとも気遣ってくれる息子にはとても感謝している。
うつ病は一生付き合っていく病気と言われている。寛解が非常に難しいからだ。一生付き合っていくのであれば楽しいほうが良い。私は今うつ病を楽しいと思えるように生きている。死ぬまでには何か一つくらい『うつ病だから出来た』『うつ病で良かった』と思えることが出来るように頑張りたい。