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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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#生理学

徒手技術のポイント

リハ塾の松井です! 最近、こんなご質問をいただきました。 確かに、今はかなり緩和されてきてはいますが、コロナウイルスによってオフラインのセミナーへは気軽に行ける状況ではありません。 そんな中でも徒手技術を高めるにはどうしたらいいか? 僕の意見を書いていきますね! 徒手的な技術と言っても多くありますし、僕が全てを網羅しているわけではないので、答えられる内容は限定的にはなりますが…。 僕が臨床で用いることがある徒手的な技術は、組織間リリースと呼ばれるものです。 筋肉と

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【強度と頻度が鍵】運動による鎮痛効果

リハ塾の松井です! 痛みはリハビリにおける大きな問題点の1つです。 ですが、中々改善しない痛みも多く、そんな痛みにセラピストは日々頭を悩ませているのではないでしょうか。 一方、侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛などあらゆる痛みに対し、運動は効果的な手段の1つとされています(参考文献①)。 ただ、痛みに対して運動は効果があると言っても、どんな運動が効果的?どれくらいの強度?量?頻度?など、実際に運動を指導するにあたって疑問はあるかと思います。 今回は、運動における鎮痛効果

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痛み=安静を勧めるのは正しい?

リハ塾の松井です! 患者や利用者から「ここが痛いんです…。」と言われたら、どのように対応しますか? 「痛いなら今日はリハビリやめておきましょうか。」 「痛みがあるので安静にしましょう。」 とか、このように対応していませんか? 慢性的な筋骨格系の痛みに対して、痛みを伴う運動と痛みを伴わない運動とを比較した調査では、短期的には痛みを伴わない運動の方が少しだけ痛みの改善に効果的だが、中~長期的には差はなく、痛みを理由に運動を中止する必要はないと報告されています(参考文献①)

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神経圧迫は痛みを引き起こす?

リハ塾の松井です。 腰痛は臨床でも多く経験すると思いますが、原因は様々ですので何が問題点となっているか評価しないとアプローチも効果が薄くなってしまいます。 よくある誤解が神経が圧迫されているから痛いというもの。 生理学の書籍をよく読むと、神経は持続的な圧迫で痺れなど感覚障害は引き起こすが、痛みは神経損傷がないと感じることはないとあります。 また、神経は圧迫に強くそれくらいで神経は損傷しないということ。 痛みは本来、筋・筋膜、腱、皮膚など末梢の受容器から中枢へ伝わるの

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痛みの臨床推論【関節と筋肉】

リハ塾の松井です! 臨床では必ずと言っていいほど、患者さんの「痛み」の訴えを聞きますよね。 そんな時、こんな悩みありませんか? こんな悩みを解決すべく、今回は臨床でも多く遭遇するであろう関節と筋肉の痛みの解釈を解説していきます!

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筋力だけにフォーカスしてはいけない理由

リハ塾の松井です! 歩行や階段昇降、起居動作、各種ADL動作など、我々セラピストが一つのゴールとする動作において、関節がどの肢位でも適切な筋力を発揮できることが動作パフォーマンスにおいて重要です。 MMTは筋力の評価ですが、決まった肢位で評価しているので、例えその肢位でMMT5と判定されても、どんな場面でもその筋力を発揮できるとは限りません。 関節の動きは、屈曲/伸展、内転/外転、内旋/外旋と3軸の動きがあります。 理想は全ての方向、肢位においても劣ることなく筋力を発揮

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急性期でも慢性痛について知っておくべき理由

リハ塾の松井です! 2010年に理学療法士協会によって調査された、治療した患者において最も問題になった障害として第2位になっています(参考文献①)。 過去の同様の調査を見ても、毎回上位5位以内に入っており、それだけ問題と感じられていることが分かります。 では、疼痛の何を問題と感じているのでしょうか。 臨床でこのような悩みありませんか? このような悩み慢性疼痛の考えを知ると解決できるかもしれません。 そして、急性期で働くセラピストには慢性疼痛は無関係に思えるかもしれ

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感覚障害への介入ポイント

リハ塾の松井です! 感覚障害に対して何をしていいか分からない…。 こんな悩みありませんか? 感覚障害は脳卒中患者のかなりの割り合いで合併しますが、明確な介入方法が確立されているわけはないですし、色々考えて介入したとしても即時的な効果は出にくいですし、臨床ではとても難渋する症状の1つかと思います。 そこで今回は、エビデンス自体は強いわけではないですが、現状言われている感覚障害への介入のポイントを10紹介します。 数が多いので、2回に分けて5つずつ紹介しますね! 今日

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神経系に対するリハビリのポイントとは?

脊髄損傷や脳卒中の症例を担当すると、こんな悩みありませんか? 脊髄損傷や脳卒中のリハビリでは、筋力の強化というよりは、神経結合の強化・神経可塑性を促すことがポイントになります。 なので、一般的な骨折などの運動器疾患と同じように筋力運動や関節運動を行っているだけでは不十分な側面があります。 ですが、神経結合・神経可塑性を促すためのポイントを知らないと、同プログラムを組み立てていいのか、何を意識して介入したらいいのか分からないと思います。 そこで、今回は脊髄損傷や脳卒中の

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重要なのは介入方法ではなく「評価」

リハ塾の松井です! 臨床で、痛みとか筋出力の低下とか、ADLを獲得していく上でそういった問題点がありますよね。 でも、問題だとは分かっていても、中々改善できない…こんな悩みありますよね。 この悩みの原因は「評価を丁寧にしていない」からです。 してるよ!って声も上がるかもしれません。 僕も以前はそう思っていましたが、改めてちゃんと評価しようと思うと、前は如何にできていなかったのかが分かります。 今でもできているかと言われれば分かりませんが、考えが変わるきっかけになっ

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痺れに対して何ができるか?

リハ塾の松井です! 臨床でも悩みやすい症状の1つ「痺れ」。 皆さんはこんな悩みありませんか? 痺れの原因としては大きく分けると、中枢神経由来のものと末梢神経由来のものに分けられます。 中枢神経由来のものは厄介な場合も多いですが、全く改善できないわけではありません。 今回は中枢神経由来の痺れの原因、介入例を解説します!

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運動を生み出すには感覚が必要という話

リハ塾の松井です! 脳卒中による運動麻痺、腱板断裂や骨折の術後など、臨床では筋出力が上手く発揮できない場面は多くあります。 皆さんはこんな悩みありませんか? ・足関節背屈を促したいが運動麻痺で背屈筋が働かない ・腱板断裂術後に肩の挙上ができず、自動介助運動を繰り返すがあまり変化が感じられない 個人的には運動麻痺、腱板断裂後の筋出力低下が思うように改善が認められず難しいと感じることが多いです。 基本的には運動を発現する流れは以下のようになっています。 この中のどこかで

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感覚入力を掘り下げる

リハ塾の松井です! 臨床では感覚入力を目的に介入する場合があると思いますが、こんな悩みありませんか? ・感覚入力と言ってもどうしたらいいのかよく分からない ・感覚入力しているつもりだが、それが効果として出ているのか分からない ・そもそも、なんで感覚入力が必要なのか分からない どれも僕自身が感じていた悩みで、当時はよく分からずなんとなくで感覚入力しているつもりでいました。 そもそも、感覚入力する目的としては、運動を変えるためというのがほとんど。 なので、今回は運動を変え

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ストレッチの時間本当にそれでよいですか?

リハ塾の松井です! ストレッチって普段の臨床でも使う場面多いですよね。 ですが、当たり前にやっているそのストレッチの目的や効果を理解しているでしょうか? ストレッチ1つとっても、目的が異なるとやり方も工夫しないといけません。 若手の頃は思考停止でとりあえずストレッチ10秒とか20秒していましたが、今思えば如何に考えなしだったかがよく分かります。 ストレッチについてよく分かっていないかも…という方はおさえておいてほしいポイントを簡単にまとめましたのでこのまま読んでみて

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