痛み=安静を勧めるのは正しい?

リハ塾の松井です!

患者や利用者から「ここが痛いんです…。」と言われたら、どのように対応しますか?

「痛いなら今日はリハビリやめておきましょうか。」
「痛みがあるので安静にしましょう。」

とか、このように対応していませんか?

慢性的な筋骨格系の痛みに対して、痛みを伴う運動と痛みを伴わない運動とを比較した調査では、短期的には痛みを伴わない運動の方が少しだけ痛みの改善に効果的だが、中~長期的には差はなく、痛みを理由に運動を中止する必要はないと報告されています(参考文献①)。

もちろん、急性期の外傷や術創部の痛みなんかでは別ですが、それ以外であれば安静はむしろ痛みを強めてしまうリスクもあります。

安静にすると不活動となり、不活動が続くと廃用症候群を引き起こしたり、その結果として身体機能が低下、痛みも強くなってさらに不活動となるような悪循環に陥ってしまう可能性があります。

なので、特別な理由がなければ、安易に安静を勧めるのはよく考えないといけません。


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