生きづらさをかかえて、落ち込んでいたときに支えになった曲。
今日は、過去にメンタル・体調ともに不調がつづいたときに、
支えになった曲について書きます。
人と比べてしまう。
自分は何者でもないと思ってしまう。
何をすればいいか分からない。
誰にも必要とされていないのではないか。
寂しさや孤独感がおそってくる。
当時は、そんなマイナス思考が、
ヘビーローテーションしていたように思います。
テンションを上がる曲や、元気がでる曲を聴いても
心が動かないような状態でした。
そんなときでも、涙があふれて支えになった曲を紹介します。
(5曲書く予定でしたが、1曲だけで長くなってしまいました💦)
陽はまた昇る
シンガーソングライター高橋優さんの「陽はまた昇る」です。
神木隆之介さん主演の映画「桐島、部活やめるってよ」の主題歌です。
石川啄木の「友がみな われよりえらく 見ゆる日よ」のような、
人と比較して、劣等感に落ち込んでしまうことがあります。
「陽はまた昇る」は出だしから、
孤独を、ど真ん中のストレートに描写してきます。
そして、高橋優さんの魂から声を出しているかのような
歌唱力がすさまじいです。
高橋優さんの歌は、主に優しい歌い方と、激しい歌い方があります。
「陽はまた昇る」は、どちらかというと激しい寄りの歌い方ですが、
歌詞を読んでいくと、優しさを秘めています。
泣き歌ではないのかもしれませんが、ところどころ泣いてしまいました。
満員電車のような、クモの糸のような、競争社会のような、
生きづらさの象徴のような描写です。
ただの「さびしい」ではありません。
考えたくもないのにネガティブなことばかり浮かんできてしまう、
さびしさの表現が絶妙です。
ですが、サビの部分では、
「さんざめく」という言葉を初めて知りました。
「移ろい行く人の世」は、「すべてのものは移り変わっていく」
仏教の諸行無常のような表現です。
いまがどんなに苦しかったり、悲しかったとしても、永遠には続かない。
やまぬ雨はないし、明けぬ夜はない。
優さんもこの孤独を経験したのかな。
この苦しみもいつか、明けるといいなぁ。
一緒にどしゃ降りのなかにいるような、
とても寄り添うような歌詞だと感じました。
落ち込んでいるとき、
過ぎた過去を悔んだり、
先が見えない未来を憂いたり、
今を見ていないことがあります。
けれど、
持っている人も、いない人も同じように陽は昇る。
持っている人も、持つ重さに苦しんでいるのかもしれない。
見渡してごらん。
今というかげがえのない時間。
陽が昇るというだけで
十分に素晴らしいじゃないか、
名前のように、優しさに溢れていると感じました。
不調が強めだったときは、映画も観れなくて
観たとしても、まったく内容が入ってこなかったのですが、
少し回復してきた時期に、
映画「桐島、部活やめるってよ」を観ました。
エンディングの「陽はまた昇る」が、高橋優さんの初めての曲でした。
そこから「福笑い」、「明日はきっといい日になる」など他の曲も聞いて、
曲名の由来となった映画「陽はまた昇る」も観ました。
そして、じょじょに良くなっていきました。
高橋優さんの出身である秋田県は、日本の中でも特に、
人口減少率、少子高齢化、自殺率が高いそうですが、
優さんは、秋田フェスを開催されたり、音楽を通じて
秋田県を支援する活動を精力的にされています。
冒頭の
石川啄木の「友がみな われよりえらく 見ゆる日よ」は、
「花を買ひ来て 妻としたしむ」とつづきます。
いいですね🌺
朝、カーテンを開けるときに、
陽彩の光に幸せを感じられる
きっかけとなった1曲。
「陽はまた昇る」でした。
今は、回復し、冒頭のマイナス思考はありません。
毎日にしあわせを感じています。
明けぬ夜はないさ。しみじみ感じました。
不調だった経験も大切にしたいと書きました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
[できたこと]
生きる支えになった曲について書く。
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