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弱さのデザイン

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2024年10月の記事一覧

2024/6/21 ファクトではなく人を信じる:多様性を活かすリーダーシップ

現代の組織運営において、画一的な基準で人を管理しようとすること自体に無理があります。
人はそもそも多様であり、一人ひとりが異なる個性や能力、経験を持っています。
これを理解するだけで、少し考えれば、画一的な管理が適していないことは明らかです。

それにもかかわらず、時々「ファクト(事実)やエビデンス(証拠)がなければ動けない」と主張する人がいます。

しかし、これは単なる言い訳と逃げ癖がついて、

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2024/6/28 数字や結果よりも大切なもの:プロセスと当事者意識の力

プロセスに注目しなければ、当事者意識は持てません。
数字ばかり見ていては、本当の問題を把握できません。
人の気持ちに想いを巡らせないから、理解し合えないのです。

私たちは時に、結果や数字だけに目を奪われがちです。
しかし、それだけでは物事の本質は見えてきません。

プロセスに注目することで、初めて見えてくるものがあります。
どのような努力や工夫がなされたのか、
どんな困難があり、それをどう乗り越

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2024/6/14 言い訳を捨て、行動を:過去を受け入れて未来へ進む

過去から学ぶ。
過去に縛られる。

この両者は時に表裏一体であり、明確な境界はありません。
違いは、心が未来を見据えているかどうか。

現実に向き合わず、過ちを認めず、言い訳を繰り返す。
そんな組織に、未来はありません。

過去にとらわれすぎると、前に進むことができなくなります。
大切なのは、駄目な過去の自分を受け入れること。
失敗も、苦しみも、全てが成長させる糧になるのです。

いつまで検討して

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2024/6/7 完璧を手放して:弱さを認める勇気

弱い自分を出せないと、いつまでたっても自分のことを理解してくれる人は現れません。
弱い自分が出せるからこそ、他者との深い結びつきが生まれるのです。

人は時に、強がりたくなるものです。
弱さを見せることを恐れ、自分自身を完璧に見せようとします。

残念なことに、役職や組織の都合、閉じた仲間意識は、あなたを守ってはくれません。
社会的な期待や組織の圧力の中で、多くの人は、本当の自分を見失っていくので

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2024/5/31 感覚の声を無視しない:インクルーシブな社会を築くために

様々なことに気付ける、というのは、感覚感受性が高いという立派な能力です。

ところが以前から日本社会では、
感受性が高いことは、神経質やストレス耐性が低いという、
ネガティブな側面でしか捉えない風潮が強くありました。

しかし、これは危うい考え方です。
感受性の高さは、変化や危機の予兆に気づく力でもあるのです。

その気づきを活かせば、問題に早期に対処し、状況を好転させることができます。
しかし、

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