![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141126550/rectangle_large_type_2_e7fa2192b460f8a561ba99eed71f9bf7.png?width=1200)
詩人自らフィードバック 詩作1000本ノック(31~40本目)
□□ 詩 □□
◇ 31本目
もう終わりにしよう
私の力だけで生きていくのは
もう終わりにしよう
誰かの力で生きていくのは
私の全てを愛に捧げ
愛に抱かれて
愛とともに
これからを生きて行くことにしよう
◇ 32本目
必要な言葉は
自然と紡がれて
不要な言葉は
自然と溶けていく
流れるままに
湧くままに
愛より出でて
愛に還る
愛から生まれる詩
そんな詩を綴ってみよう
◇ 33本目
決して逆らわず
決して強がらず
全ての流れのままに
身をゆだねる
流れが作るカタチこそ
自然であり
生命であり
美であり
愛である
人生は流れのままに
◇ 34本目
あぁ
もっと呼吸をするように
愛の言葉を吐けたなら
あなたの愛を受け入れられたなら
愛について
こんなにも苦しむことは
なかっただろうに
◇ 35本目
赤ちゃんをみている
ただボウっと
赤ちゃんをみている
見ているようで見ていない
見ていないようで見ている
赤ちゃんを愛している
だけど
自分の方が愛されているということに
気が付く
◇ 36本目
起床して3秒
ペンを持ち
言葉が落ちるのを待つ
待っている間に
眠くなる
自分でも何を書いているのか
分からないが
思考が挟み込まなくていい
◇ 37本目
あなたの手を最後に握ったのは
少し暑い5月6日の昼下がり
白い病室 ベッドの上
まるで蝋人形のような
血の通わないむくんだ手
意識なく眠るあなたの手を握りながら
これまで恥ずかしくて言えなかった
あなたへの大好きを
何度も口にした
それから1年
あなたのいなくなった町を歩くたび
やさしく握ってくれた
あなたの手を思い出す
やさしく やさしく
数えきれないほど
私を抱きしめてくれた
あなたの手
あなたともう一度手をつなぎたい
決して叶わぬ私の願いを
育った町に残して
私はわが子の待つ家路についた
母よ
あなたの孫は
すくすく元気に育っていますよ
◇ 38本目
私は愛
私の愛の振る舞いだけが
私を愛にする
◇ 39本目
揺れる
理想と現実
歓びと不安
ゆりかごのように揺れる
私の気持ち
そして
その気持ちの揺れを楽しんでいる
もう一人の私
◇ 40本目
どれだけ自分の気持ちを
押さえつけてきたのだろう
どれだけ自分の思いを
無視してきたのだろう
どれだけそんな自分を由とし
正当化してきたのだろう
胡麻化し
無視
諦め
本当の気持ち
本当の自分が
見えなくなってしまったではないか
それを悲劇と呼び
不幸と嘆き悲しむ
自作自演の狂気
鈍った私を
磨きなおせ
※詩作期間:2024年4月5日~2024年4月11日
□□ 自己フィードバック □□
◇ 良かった点
詩作を継続している
意思を伝えるようになってきた
長い詩と短い詩の両方に挑戦している
葛藤や愛、悲しみを表現している
人となりが見えるようになってきた
愛から詩を創出したいという気持ちが出てきている
感嘆詞を使用して気持ちを表現している
◇ 改善点
自分を愛という存在だと意識をさらに持つ
もっと心の奥が出せるはず
詩を書くこと、表現することにまだ遠慮がある印象
読者の反応を意図しないよう書きたいように書く
◇ 総評
およそ1か月前への詩作へのフィードバックとなる。このころは、母の1回忌を控え、母への想いを詩にした。そのあたりから、自分の中にある愛を出せるようになった感覚がある。愛でありたい、だけど、そうでない。そんな葛藤の詩が創出されるようになり、詩作した僕自身がもう一度読みたいと感じる詩が増えてきたように感じる。しかし、人間としての僕の視点からの詩を書いていきたいかというとそうではない。僕が書いてみたいのは、宇宙や神といった大いなる存在、源から湧いてくる啓示のような詩。そうすると、僕の経験、感情などというものは、含めなくてもよいのではないかとも思う。このあたり、詩作を続けて、いろいろと試していこう。
□□ 過去のフィードバック □□
いいなと思ったら応援しよう!
![Omi / 宇宙と金](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159496193/profile_3fdb6e59557dfd1870ff6a08595e489f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)