まさに●●ニーランド 22.1.25
というわけで、長期休館前に図書館に行ってきた。今回一か月以上の休みとなるので、貸出制限数ぎりぎりまで借りた。館内閲覧はできず貸出返却のみ。
元々図書館はとても静かなところだが、座って本を読む利用者たちの姿がなく、どこか薄気味の悪い印象だった。そして、一か月以上来られなくなることが、とてもつらく悲しい。
空気レベルで当たり前にあると思っていたものが急になくなるとダメージがでかい。
僕の人生の中で本を読まない期間はほとんどなかった。無尽蔵に本が読める図書館には、子供の頃から通い詰めた。まさに夢の国であり、ネズニーランドである。
本を読んでいれば他に何もいらないので、ある意味とても安上がりな人間である。
いくら使っても一円も金を出す必要のない、この虫のいい施設がなかったら、今、僕はこうして文章を書いていることもなかっただろう。
今回、ころなが始まって三回目の長期休館になる。ただ、前回とは違って休館まで少し間があったので、それに対応した本を借りることにした。
育児コミックエッセイ
漫画家対談集
テレビプロデューサーの芸能界裏話
旅行エッセイ
サザエ関係者エッセイ(『マ一姉ちゃん』の影響から)
小説
本来ならすべて小説を借りるべきなのだろうが、世の中がざわついている時に「安心毛布」としての、ライトなエッセイは欠かせない。
借りてきた本をちびちびと読んで、一か月を乗り切っていくわけだが、ホームレスの人たちはどうするのだろうと、ちょっとだけ思う。
本来の利用規則ではあまり歓迎されてはいないのだが、そのように見える方々をまったく見かけないわけではなかった。
何か起こったらすぐに長期休館してしまうのではなく、施設の性格を考慮したり、椅子などは撤去するけど利用可能など、柔軟な対応をしていただきたいのだが……。
ともあれ三月まで、県内のすべての公的機関は休館となる。
その間に、はたして第六波は諸外国のように下火になってくれるだろうか。