勇一と大吾の話。・3 23.5.14
話せば長くなるが、2007年当時僕はまともに小説を書いたことがなかった。
それでいてゲイ小説を投稿しようと思ったのは、それ以前に男女物の官能小説を素人として「その手の」雑誌に投稿して、そこそこ入選していたから。
早く言えば「図に乗った」わけである。
なぜ、男女物の官能小説投稿を継続しなかったかというと、単純に企画が終了したのと、「様式美」とでも言おうか、お定まりのえろえろ展開を書くのが嫌になったから。そもそも女のあれやこれやなんて知りもしないのに、さも知ったかぶりをして書くのもツラくなった。
その経験を踏まえて、ゲイ小説においては
「濡れ場だけの話は書くまい」
と心に決めていた。その行為に至るまでに、何かしらの理由があって、それもきちんと描きたい、と。
そして、「笑い」も入れたいと考えていた。
僕もそれほどゲイ小説を読んだわけではないのだが、エロス以外の日常世界や笑いを前面に出した作品ってそんなになかったと思う。
雑誌によっても異なるが、
・ストレートな官能系・非日常世界
・ストレートな官能系・日常世界
・純文学系
登場人物はその雑誌の読者ターゲットに合わせて――だったような。
のちに純文学系の作品はほとんど掲載されなくなり、官能(ポルノ)をベースとした作品のみになった記憶がある。
元来へそ曲がりの僕なので、それらとは違う話を書きたいと思った。
つまり、登場人物のほとんどがゲイではなく、かつ主人公がズッコケたり、悩んだりするような、(ゲイとしての)人間性を押し出した話。
ここで、話は戻る。
僕はそれまで、まともに小説を書いたことがなかった。
実力もないのに理想だけが一人前で、その結果、書き続けていくごとにボロが出てくる。
(つづく?)
※この作品には男性同性愛表現が含まれており、18歳未満の方は閲覧・ご購入できません。
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