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2年ぶりの手作りこんにゃく

このnoteを始めたのは2021年の2月のことでした。その年の2月23日に「コンニャク芋からコンニャクを作ったらますますコンニャクがスキに」という記事がその当時の今日の話題に選ばれて今でもたくさんの方に見ていただき、うれしい限りです。ありがとうございます。
まだ読んだことがないよ~という方はこちらから是非およみくださいませ。

2021年2月23日に書いた記事です。

2020年から手作りコンニャクを作っていることを2021年に書いています。
2020年の11月、生活クラブのカタログには年に一度の掲載で見逃さないように見ていたのですが見落としてしまい2022年は注文も間に合わず作ることがきでませんでした。こんにゃく芋からつくったこんにゃくは市販のこんにゃくとは比べられないほどおいしいので出来上がるまでの工程の中にとても疲れる作業があるのですがそれでも毎年食べたくて作っています。

2023年11月29日、これまで何度か作ってきた中で一番効率よくコンニャクを作ることができました。これまでは皮をむいて、芽を取り除いて500gにして作っていましたから、加熱しながらひたすら木べらで練り上げる作業では右腕が外れそうになりました。練り上げる作業は、最初の10分と、その次の7分ほどの作業。2022年に作っていないことから食べたくてウズウズしていました。これまでの作り方を改め2回に分けて作ったら効率よく作ることができました。こんにゃく芋からこんにゃくを作ることはとても大変なことです。しかし1000年ほど前に囲炉裏の灰に投げたことでコンニャク芋が固まったことがきっかけで現代にいたるまで親しまれてきた食べ物のひとつです。作り方がある時代に手作りコンニャクを楽しめて本当にラッキーです。
2年ぶりのこんにゃく作りでは、今までの作り方とは違うやり方でやってみました。かなり作りやすかったです。やはり手作りはおいしさが違いました。見た目歯ごたえ、舌触り。作りたての今夜は刺身こんにゃくからいただきました。

年に一度のこんにゃく芋

年に一度の手作りコンニャクキットの中身は、コンニャク芋1キロ分と食品添加物の炭酸ナトリウム1袋とレシピが入っていました。

グレープフルーツほどの大きさでしょうか。

水でよく洗ってからコンニャク芋の皮をむくために、4分の1のサイズに切ったところです。

素手のまま作業をすすめると痒くなるまたはかぶれることがあるのでゴム手袋をして作業をします。

生のこんにゃく芋は、硬いラフランスを切っているような感覚でした。
シャリシャリな切れ味とほんのり桃のような香りが空気中に漂います。
このままおいておくとりんごのように褐変していきます。

ゴム手袋をはめて包丁で皮をむいて芽を取り除く作業は、リンゴの皮を剥いたりジャガイモの皮をむく時よりも慎重に行います。里芋のようなぬめりがあり、ゴム手袋だと素手よりものが滑りやすい。芽を取り除くことでえぐみを取り除く役割があります。

作る分量を変えました!!!
今まで皮をむいて芽を取り除いた状態で500gになるように計量して作っていました。レシピ通りの作り方になりますが、量が多く練り上げる作業が大変な事になるので、今回は芋全体の分量を計量した後、半分ずつ2回に分けて作りました。

1回分ずつブレンダーにかけて水を入れてすぐの状態。
この時はまだピンクがかった乳白色・・・。

攪拌したコンニャク芋と水をいれた状態は水が多くてシャバシャバしています。


10分ほどそのままおいておくと、みるみるうちにコンニャク芋が水分を吸うことでどろどろになります。

ピンクがかった乳白色からピンクへ。

ひたすら、ひたすら、ひたすら、ひたすら・・・
練り上げる作業をまずは10分。
その後弱火で7分。
この作業ではずっと木べらでこんにゃくを混ぜながら練り上げていきます。ほんの少しだけ目を離してしまうとすぐに焦げてしまいます。

練り上げる作業が一番大変!!

今回は半分の量で練り上げていったので、とても作りやすく感じました。
この作業をもう一回行い、コンニャク芋がこんにゃくになりました。

この後お湯で溶かした凝固剤を加えてさらに練り上げていきます。こんにゃくがバラバラになってから滑らかになるまでほんの数秒。ここは写真を撮ることができないくらい慌ただしい部分。

凝固剤を加えて素早く練り上げたら、バットに移して形を整えてこのまま20分置いておく。
その後水で濡らした包丁でスキな大きさに切り分けて。
たっぷりのお湯で20分ゆでてアク抜きをしました。

20分置いた後包丁で切り分けた状態。
これからたっぷりのお湯で湯がいてアクを取り除きます。

こうして無事に完成しました。
手のひらサイズのこんにゃくが20枚分。

作りたての今夜は刺身こんにゃくで


この見た目。市販のものとは全く違うこんにゃくができました。

歯ごたえも食感もやっぱりこれこれ~。
ぺろっとなくなる、つるんとなくなる、美味しい刺身こんにゃくでした。

半分の量で2回同じ作業を経て完成した今回のこんにゃくは、約2時間半で出来上がりました。
かなり効率よく作ることができました。
3年前は4時間近くかかっています。初めて作った時はそれよりもっとかかりました。美味しいものを創り出す。
手作りのこんにゃくは、年に一度のおたのしみ企画になっています。
おいしいうちにたべきります。


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