やはり、本屋に行きたくなる
本は本屋さんで買う派ですか。ポチッとする派ですか?それとも、図書館で借りる派?
最近、そんな話を美容師の知り合いとしたのですが、みなさんはどうでしょう?
ポチッと押せば買えますが
「その本、今、ポチりました!」
そういう方、結構多いと思います。
いつ本屋に行けるか、わからないから。 すぐ手元に欲しいから電子書籍で! 便利でしょ?
そのポチッとの理由は、さまざまです。
私はアナログなので、 本屋に行き、紙の書籍を選ぶのが楽しい、安心。です。
おそらく、購入の比率は 書店 : ネット 8 : 2 いや、2弱?かもしれません。
必要で、買うとわかっている本、また本屋で在庫を見つけられなかった場合であれば、ポチッとしますが、電子書籍は買いません。 正しく言うと、 買ったとしても、慣れていないので、読める気がしないのです。
紙のページをめくるのが好き、なのだとも思います。
本屋で買えない本もある
美容業、美容師向けに出版されている本、いわゆる専門書、雑誌類は本屋で買えないものがあるので、それは美容ディーラーへ発注します。
届くまでの間、ちょっとしたワクワク感があるので、楽しみです。
美容業界でも業界専門の雑誌が売れなくなったという声は聞きます。 雑誌というか活字離れということの表れでもあるかもしれません。
ですが、美容業に特化した経営の話であったり、薬剤知識、接客に関すること、マネジメント、 やはり本で知れることはたくさんあります。
全国に25万軒も美容室があっても、なかなかほかのサロンの事例を知る機会はありません。 本で、その一例を知ることができます。
また、美容業は、ビジュアル的に魅せることも多いので数々の実力派美容師の作ったスタイルが載った書籍は、写真集のような、デザインの塊。と思っています。
こんなスタイルを作ってみたい、こんな髪型にしたらウキウキするだろうな、とワクワクしながら読み、また読み返してみても、やっぱりステキで、かわいい、かっこいいなあと思ったり。
年齢を重ねて若干の好みの変化はあっても "好きなものの軸"は変わらないのだなということも確認できます。
足で探す
今は情報の溢れる社会、多くの情報は、スマホの中から発信されていてることを追いかけていけば、得られます。
それで充分という方も多いのかもしれないです。
ただ、本の質感や、活字や挿絵、写真を追うことで得られる知識や独特の感覚はあるので、大事だと感じます。
本屋に行けば、 その時の自分に必要な本に出会える。 必要な情報、知識を与えてくれる本に会える。
そんな風に教えてもらったこともあります。
広い視野で、物事を知りたい時。 後押しして欲しいとき。 知識を得たい時。 想像力を高めたい時。 笑いたい時。ほっこりしたい時。
表紙やタイトルから 色々なことを、色々なタイミングで教えてくれるものに出会える。
だから、やっぱり本屋は楽しい。 ふらっと行きたくなる場所です。
Aya Horiguchi