大高誠二

音楽のフレージングとか、拍子などの問題について考えたことを書いていきます。できればク…

大高誠二

音楽のフレージングとか、拍子などの問題について考えたことを書いていきます。できればクラシックもポピュラーも垣根なく役に立つ内容をお届けしたいと思っています。

マガジン

  • ピアノソナタ『悲愴』のフレーズ構造分析

  • 音楽の拍節とフレーズ —時間構造の認知理論—

    音楽の拍子やフレーズを人間の認知の観点から出発して理解しようと試みた理論です。

記事一覧

evaded cadence (回避終止)

回避終止とは、期待された正格終止が不成立となるような逸脱のタイプの1つである。ただし、回…

大高誠二
5日前

【ウラシャのリズム】J. S. バッハ『マタイ受難曲』のNo.8(旧No.12) アリア, Blute nu…

ウラシャのリズムが多く使われている事例を1つ紹介する。同様な例としては他にベートーヴェン…

大高誠二
1か月前

モーツァルト『もう飛ぶまいぞこの蝶々』の歌詞新訳の試み

モーツァルトの『フィガロの結婚』の中のフィガロのアリア Non più andraiには、伊庭孝(1887…

大高誠二
2か月前

ショパンのバラード1番の第2主題のリズムについて

第2主題と言われることの多いこの穏やかな旋律は、私が「斜拍子」と呼ぶタイプのリズムで作ら…

大高誠二
3か月前

【研究メモ】アルシスとテシスについて

(※これはメモなので、外国語の多くは機械翻訳で済ませている。) 古代ギリシャのリズム論にア…

大高誠二
3か月前
1

【覚え書き】プロソディーという用語の意味の混乱について

プロソディーは古代ギリシャ語ではπροσῳδία プロソーイディアーといい、音の高低に関…

大高誠二
3か月前
5

【覚え書き】フランス民謡『美しい羊飼いティルシス』 (Le beau berger Tircis)につい…

文庫クセジュの『フランス古典音楽』において著者のジャン・フランソワ・パイヤールがこの曲を…

大高誠二
4か月前
2

【覚え書き】チャイコフスキーの『フランスの古い歌』の原曲を探る

1878年 Old french song (Старинная французская песенка) Op.39-…

大高誠二
4か月前
3

古代ギリシャ語の勉強その1

その1では名詞の格や冠詞について、少しの前置詞、動詞の時制の初歩など。読みは不正確だがカ…

大高誠二
4か月前
1

【覚え書き】グレゴリオ聖歌の楽譜の読み方

ネウマ譜グレゴリオ聖歌を記すために用いられる楽譜をネウマ譜という。ネウマ(羅neuma)とは、…

大高誠二
5か月前
7

【覚え書き】モーツァルト『フィガロの結婚』のアリエッタ『恋とはどんなものかしら』…

『神戸モーツァルト研究会 第 254 回例会 2017 年 6 月 4 日『もう飛ぶまいぞこの蝶々』を例に…

大高誠二
5か月前
2

古典派のロンドにしばしば見られるリズム(ガヴォット・リズム)について

ロンドは舞曲ではない 最初に言っておくがクラシック音楽のロンドは舞曲ではない。ロンドはバ…

大高誠二
6か月前
6

フレージングの基礎理論 その4 「メロディーの基本構造」

今回の記事では、実践で最もよく目にするタイプのメロディーの構造について説明します。 2小…

大高誠二
6か月前
1

フレージングの基礎理論 その3 「フレーズと拍節の関係」

さて今回は、最小限の音を使ったフレーズの構造を考えることで、フレーズと拍節構造との関係を…

大高誠二
6か月前
5

フレージングの基礎理論 その2 「リズムの文法」

リズムの文法を考えることは可能なのか文法 普通は「文法」と言うと、文章あるいは文字列を生…

大高誠二
6か月前
5

【和声】和音の機能の本質についての考察

はじめに和音の機能について、かつて別の媒体に書いた内容をここに簡単に書き残しておきたい。…

大高誠二
6か月前
8

evaded cadence (回避終止)

回避終止とは、期待された正格終止が不成立となるような逸脱のタイプの1つである。ただし、回…

大高誠二
5日前

【ウラシャのリズム】J. S. バッハ『マタイ受難曲』のNo.8(旧No.12) アリア, Blute nu…

ウラシャのリズムが多く使われている事例を1つ紹介する。同様な例としては他にベートーヴェン…

大高誠二
1か月前

モーツァルト『もう飛ぶまいぞこの蝶々』の歌詞新訳の試み

モーツァルトの『フィガロの結婚』の中のフィガロのアリア Non più andraiには、伊庭孝(1887…

大高誠二
2か月前

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3か月前

【研究メモ】アルシスとテシスについて

(※これはメモなので、外国語の多くは機械翻訳で済ませている。) 古代ギリシャのリズム論にア…

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3か月前
1

【覚え書き】プロソディーという用語の意味の混乱について

プロソディーは古代ギリシャ語ではπροσῳδία プロソーイディアーといい、音の高低に関…

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3か月前
5

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文庫クセジュの『フランス古典音楽』において著者のジャン・フランソワ・パイヤールがこの曲を…

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4か月前
2

【覚え書き】チャイコフスキーの『フランスの古い歌』の原曲を探る

1878年 Old french song (Старинная французская песенка) Op.39-…

大高誠二
4か月前
3

古代ギリシャ語の勉強その1

その1では名詞の格や冠詞について、少しの前置詞、動詞の時制の初歩など。読みは不正確だがカ…

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4か月前
1

【覚え書き】グレゴリオ聖歌の楽譜の読み方

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大高誠二
5か月前
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【覚え書き】モーツァルト『フィガロの結婚』のアリエッタ『恋とはどんなものかしら』…

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5か月前
2

古典派のロンドにしばしば見られるリズム(ガヴォット・リズム)について

ロンドは舞曲ではない 最初に言っておくがクラシック音楽のロンドは舞曲ではない。ロンドはバ…

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6か月前
6

フレージングの基礎理論 その4 「メロディーの基本構造」

今回の記事では、実践で最もよく目にするタイプのメロディーの構造について説明します。 2小…

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6か月前
1

フレージングの基礎理論 その3 「フレーズと拍節の関係」

さて今回は、最小限の音を使ったフレーズの構造を考えることで、フレーズと拍節構造との関係を…

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6か月前
5

フレージングの基礎理論 その2 「リズムの文法」

リズムの文法を考えることは可能なのか文法 普通は「文法」と言うと、文章あるいは文字列を生…

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6か月前
5

【和声】和音の機能の本質についての考察

はじめに和音の機能について、かつて別の媒体に書いた内容をここに簡単に書き残しておきたい。…

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6か月前
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